「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

   遅い柿の実の色づき 聞こえてこない日暮しの声

2010-09-07 06:22:10 | Weblog
いつまでこの暑さが続くのだろうか!この異常気象は色々と自然界にも影響を与えて
いるようにみえる。ラジオで地方のリスナーが今年は柿の実の色づきが例年より遅い
と報告していた。町名に「柿」の名がつくわが町はどうなのだろうかーと近所の柿の木
を観察してみた(写真)。木が小さいので判りにくいが、心なしやはり色づきは遅れて
いるようだ。

晩夏から初秋が俳句の季語になっている日暮(ひぐらし)の声を今年はまだ僕は聞いて
いない。日暮は、日の出前や日の入前後の気温が低くなった頃鳴くというが、今年の暑
さは、なかなか日暮にとって鳴く適温まで温度が下がらないのではないのだろうか。

昨日のNHKテレビの朝の番組で、目の”さんま祭り”を紹介していた。今年は海温が
高く、低温を好むさんまが日本列島近くに寄りつかず不漁で恒例の”さんま祭り”も中止
かと心配されていたが、産地,宮古の人たちの心意気で開催できたとテレビで言ってい
た。さんまは「秋刀魚」とも書き、これも俳句の季語は秋だと思うのだが、この暑さの中で
の”さんま祭り”は今ひとつピンとこない。

”さんま祭り”は目では三つあり、目の”公式”な”さんま祭り”は、区の広報によれば、
9月19日(日)に田道広場で開催される。こちらのさんまは、気仙沼から届けられる。暑さ
は、この頃になれば収まるのだろうか。さんまは、やはり秋刀魚の味。味にも季節感があ
るのでは。

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