「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        ”世界を青く” なでしこ・ジャパン

2011-09-09 06:50:32 | Weblog
ふだん、あまりサッカーに関心がない僕も昨日は”世界を青く”のNHKの独占実況放送にクギつけになった。なでしこ・ジャパンの人気と、勝てばロンドン行きの切符を手にできるという相手チームが北朝鮮ということからであった。残念ながら試合は終始北朝鮮に押されどおしで引き分けに持ち込まれた。しかし、夜の試合で中国が豪州に負けた結果、四度目の五輪出場が決まった。

"世界を青く”-日本のサッカー・チームの選手のユニフォームの色が青(ブルー)なのか。寡聞にして知らなかったが、1936年のベルリン五輪のさい、ブルーで出場、スウェーデンなど欧州の強豪を破って以来というのが定説だ。戦後も、この縁起を担いで1955年のW杯出場の時も、この”サムライ・ブルー”で出場している。例外として”日の丸”にあやかって赤を基調としたユニフォームで出たこともあったが、敗退することが多く、サッカーでは赤はジンクスになっているという話だ。

ブルーから連想されるのは、拉致被害者救済運動の”ブルー・バッジ”だ。こちらも何故ブルーなのか知らないが「救う会」の活動資金の一助になっており、事務局に申し込めば一つ500円(郵送の場合は二つ以上)で購入できる。

民主党内閣になってから拉致担当大臣には、あまり拉致問題に関心のない人物が任命され胸にブルー・バッジをつけて登場するが、とってつけたようで似合わない。山岡賢治・新大臣は”正直な人”なのかも知れない。副大臣に松原仁・国土交通副大臣の兼任を野田総理に頼んで許可になったという。松原副大臣は超党派の拉致議員連盟の事務局長だといえ、他の役所との兼任は、拉致問題を軽視している現われだ。

最後にNHKにお願いしたい。”世界を青く”を常時拉致問題について国民に関心を持たせる国民運動にして欲しい。