「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        山岡大臣はマルチ商法の広告塔

2011-09-29 06:19:33 | Weblog
”泥棒”が"お巡りさん”になったのではないかー昨日の参院予算委での森まさ子議員(自民党)の山岡賢次国家公安委員長兼消費者・食品担当特命大臣への追及をテレビで見て僕はそう思った。たいていの国民は同じ思いを持ったったに違いない。

森議員のお勧めで僕は早速、山岡大臣が関係していたマルチ商法の「ナチュラリー・プラス」のyou-tubeを見てみた。山岡大臣は国会答弁でなんだかんだと 言い訳していたが、これはまさに、マルチ商法を勧める”広告塔”である。山岡大臣はさかんに自分は作家山岡荘八の息子だと宣伝していたが、息子は息子でも義理の息子だ。有名人を使って人を信用させる手口は詐欺商法に多い。

山岡大臣嫌いの僕は、森議員追及を見て溜飲をさげた。民主党が野党だった時代、山岡氏は国会対策委員長をしていたが、その横暴ぶりは度を越していた。なんでもかんでも自公政権の政策に反対して国会を空転させた。とくに日銀総裁の人事になんども反対した強引のやり方は、今でも記憶に新しい。

山岡大臣はマルチ商法以外にも沢山スキャンダルがあり、週刊誌がこれを暴いた。虚偽の報道なら普通は裁判を起こし、最後まで戦うのだが、山岡大臣は告訴しながら途中でこれを引っ込めている。これでは事実上、週刊誌の内容を認めてたことだ。

こんなスキャンダルのデパートみたいな人物を野田総理は何故、事もあろうに取り締まる側にある消費者担当の大臣に任命したのか。本当に適所適材なのかー。民主党政権になってから国家公安委員長の重要職に、在外日本大使館前で反日デモに参加した女性とか銀座のホステスと路上でキスした男とか、おかしな大臣が続き過ぎる。国家の公安に関する重大な職なのにだ。

菅内閣の閣僚たちが都内の日本料理屋で"ご苦労さん"パーテイを開いたそうだ。野田総理もこれに出席したそうだが、どこまで"正心誠意”なのか判らなくなってきた。