「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          いじめと母親の”ねこ可愛がり”

2011-09-24 05:35:13 | Weblog
68年前、同じ国民学校(小学校)を出たS君からメールが入り、毎日新聞が五反田駅の特集をしている、と知らせてくれた。僕らの卒業した学校は省線(JR)五反田駅前にあったが戦災で焼失した。特集で取り上げている池上線五反田駅は白木屋デパートの3階にあり、その屋上には小さな遊園地があって僕らの遊び場であった。

毎日新聞を読んで、とたんに当時のことが懐かしく想いだされた。S君は1年から6年までいつも級長だった秀才だが、僕は、ガキ大将で悪ガキであった。今でもざんきにたえないのは、友人へのいじめである。家が近所だったK君は今流にいえば肥満児で、動作がにぶかった。僕らはK君をからかって”デブデブ百貫デブ電車に轢かれてぺっちゃんこ”などとからかった。K君はそのつど泣きながら家に帰ると、必ずK君のお母さんが怒って出てきた。すると、また僕らは”子供のケンカに親が出て”と茶化した。

新聞に宮内庁の羽毛田長官が記者会見して皇太子ご夫妻の長女愛子さまの初めての泊りがけ校外学習に母親の雅子さまが同行したのに関連して”(同行は)通常ではなく心配である”と発言していた。”通常ではない”というのは、どういうことか知らないが、記者会見で発表するほどのことではないと僕は思うのだがー。ただ一般的な子供社会のことを言えば、小学校の4年生ぐらいになると、あまり親から干渉されたくなるものだ。不謹慎かも知れないが、僕は昔、悪ガキどものからかいの対象になっていたK君のおかさんのK君への”ねこ可愛がり”ぶりを思いだして苦笑した。