「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      村祭り 町祭り

2011-09-18 06:38:53 | Weblog
          ♯ 村祭り(尋常小学校唱歌)
        村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日
        ドンドンヒャララ ドンヒャララ
        ドンドンヒャララ ドンヒャララ
        朝から聞こえる  笛太鼓
今日はわが町の”鎮守の森”の神様もめでたい御祭日だ。朝から笛太鼓は聞こえてこないが、駅前から神社にかけての道は祭りで浮き立っている。ガレージをにわかお神酒所にした場所で、鉢巻に祭り半纏の男たちがたむろして嬉しそうだ。
         ♯ 田舎の四季(尋常小学校唱歌)
         二百十日も事なく済んで 村の太鼓が響く
         稲は実がいる ひよりがつづく
         刈ってひろげて 日にかわかして
         米にこなして 俵につめて
         家内そろって笑顔と笑顔
僕はこの歌が好きだ。東京生まれ東京育ちで、実際はこの情景は知らないのだが、日本の農村の出来秋の原風景が見事に描かれているのでは。台風の被害もなく、収穫の出来た農家の喜びが”家内そろって笑顔に笑顔”に表現されている。

残念ながら今年のわが国は、3月11日の東日本大震災や何回も列島を襲った台風で”笑顔”で迎えられないところがある。とくに悲惨なのは原発事故による避難地である。雑草に覆われた田畑を見ると、当事者でない僕らでも涙が出てくる。”福島の復興なくして日本の復興なし”である。政治家は”誠心誠意”言葉を実行してもらいたい。
(写真はお祭りの縁日はつきものの射的)