「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"ハマのアメ横”洪福寺松原商店街

2014-02-01 18:04:05 | Weblog

”ハマのアメ横”といわれる洪福寺商店街へ東京から娘婿の車に便乗して買い出しに行ってきた。たしかに安い大きなトマトが一個30円、泥がついた横浜大根が三本で200円、大きな京菜が200円、上がったばかりのホーボーが一匹200円etc.往復の高速料金を払っても元は取れるらしい。

割烹着の時代の女性たち

2014-02-01 06:15:34 | Weblog
理研発生再生総合研究ンターの小母方晴子さん(30)らが作成したSTAP万能細胞は再生医療の研究に役立つ世界的な大変な発見だという。素人の僕にはまったく解からないが、小母方さんが、若いのにもかかわらず研究着に昭和の匂いプンプンの割烹着をめされていたのに驚いた。割烹着には色々と想い出がある。

今、山田洋次監督の映画「小さなおうち」が話題になっている。昭和初期から戦争が激化するまでの時代を東京の庶民の生活を通じて描いたものだそうで、映画の筋そのものと同時に当時の時代背景や風物に懐かしさを感じる観客も多いらしい。僕もyoutubeで予告編をみたら主演女優が”赤い三角屋根の小さな家”の前で割烹着姿で日の丸の小旗を振っているシーンがあった。あの時代の東京の郊外である。

もう、あの時代を知る世代は、ほんの一握りだ。昨日たまたまテレビで衆院予算委での自民党野田聖子議員の質問を聞いていたら、戦争中の”産めよ増やせよ”政策について大本営の命令だと誤解していた。祖父の卯一議員(故人)が聞いたらまさに、びっくり仰天の誤りである。大本営は戦争の戦術戦略を決める最高機関である。”産めよ増やせよ”は東條内閣の閣議決定であった。

戦前昭和の時代、日本の女性はほとんど着物姿であったが、割烹着は着物の上に羽織る制服みたいなものだった。出征兵士の壮行会にも街頭の百人針の弾丸除けの綿布作りにも国防婦人会の襷をかけた割烹着姿の女性がみられた。僕らの世代には、この姿があまりにも印象的だが、戦後もまだ女性が着物を普段着にしていた頃までは、東京でも夕刻、割烹着に買物篭を下げた主婦の姿がい見られた。小母方さんの割烹着からの駄文です。