「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

83歳の誕生日 100歳の戒め

2014-02-16 06:35:29 | Weblog
今日、2月16日は83歳の誕生日である。若かった頃、果たして21世紀を生きて迎えられるだろうかと思ったが、新世紀になって早や14年もの歳月が流れている。2020年の東京五輪を観るのも満更夢ではない。歳を重ねると、両親が何歳で亡くなったか気にかかるものだが、亡母は昭和51年7月7日に他界している。83歳の誕生日の2日後である。最期まで看病した老妻の話によると、5日の誕生日にはバースデイ.ケーキのクリームをなめ”色々お世話になりました”と老妻へ感謝したという。

亡父は昭和44年12月27日亡くなっている。満84歳と7か月であった。母もそうであったが、自宅で亡母と老妻に見とれられての大往生であった。亡母は亡くなった年の1月、雪道で転び腰を痛めて”寝たきり”になったが、家族の看病は7か月であった。亡父は亡くなる1か月頃前から食欲がなくなったが、最期まで大好物であった酒とフルーツ牛乳を水差しにいれ亡母から口にいれて貰っていた。二人とも家族にあまり迷惑をかけない最後であった。

この3月で100歳の誕生日を迎える先輩から近況を伝える手紙を頂戴した。「わが生涯を完了するように心がけている毎日です。欠点だらけの私の反省は一、つつしみを忘れないこと 一、腹をたてないこと 一、とりみださないこと 一、悪口をいわないこと 一、身だしなみよくすることです」

とてもとても83歳の若輩の僕はこの心境には至らない。つつしみを忘れて腹を立て他人の悪口をブログに書いている毎に日である。せめて身だしなみぐらいはただして老妻が用意してくれた祝宴に臨むことにしよう。