「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

慰安婦”強制連行”のウソを流し続ける村山「女性基金」

2014-02-02 06:04:33 | Weblog
村山富市元首相が安倍総理の靖国神社参拝を批判し”売国奴”呼ばわりしたそうだが、ご当人はどうなのか。村山氏は「女性のためのアジア平和基金(「女性基金)」で、慰安婦問題は解決したとでも思っているのだろうか。ところが、こんな姑息なくだらない基金を設けたために、慰安婦問題は、こじれて反日の”具”にされ拡散しただけ。しかも基金のネット記録「デジタル記念館」では、今なおインドネシアで日本軍が現地女性を強制連行したとの、反日学者のウソを流し続けている。それもよりによって英文まで使ってである。

「女性基金」は1995年村山内閣の時にアジアの元慰安婦に対する補償(償い)を目的に政府からの出費金と国内外からの募金で設立され2007年まで運営されたが、主な対象国であった韓国では200人のうち7人が補償金を受けただけ。他に名乗りをあげた若干ののフィリピン、台湾、オランダの慰安婦に対して補償した。インドネシアでは政府が特定の慰安婦は不明としその代案に高齢者の福祉厚生施設をつくることを提案、2007年、この施設の完成をもって、基金の所期の目的を十分、果たさぬまま解散した。

その「女性基金」の10年余りの活動記録が今「デジタル記念館」としてネットで流れている。解散時の理事長だった村山富市氏が序文を書き、日英両文で、わざわざ、この資料は「女性基金」の責任において、まとめられたものだと断り書きがしてある。今まで目を通しことがなかったが、先日synodosの「慰安婦問題基礎知識Q&A」を見たら、「女性基金」の歴史考証委員だった倉沢愛子元教授のおかしな研究が引用されていたので、改めて「デジタル記念館」を読んでみた。

まったく驚きである。慰安婦問題の核心の一つは日本軍による強制連行の有無だが「デジタル記念館」は、はっきりとこう記述している。「倉沢愛子氏の研究によればインドネシアでも部隊が独自に女性を強制的に連行し自分たちで駐屯地に慰安所のようなものを造った例もある。西ジャワ地区に多くみられる。村から町に働き出てくる女性で帰り道に襲われた者もある」倉沢氏の研究というのは、インチキ情報に基づき西ジャワのスカブミにテレビ番組つくりに行った時のことだが、この話は戦時中現地の憲兵隊長だった方が百%ありうぬことだと否定している。

倉沢氏は虚言癖の持ち主なのだろうか。戦争中スマトラの第25軍司令部防空壕で日本軍が現地の労務者を虐殺したというウソを自著に書いている。このような人物を歴史考証委員に任命し、しかも今なお虚言の害毒を世界に垂れ流ししている村山氏こそ”売国奴”である。