「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

NHKさん「今日は竹島の日」です 忘れないで

2014-02-22 07:08:50 | Weblog
NHKラジオ(第一)の早朝番組に「今日は何の日」というコーナーがあるが、今朝寝床の中でイヤホーンで聞いたら、案の定”2月22日が「竹島の日」であることには触れていなかった。代ってボーイスカウトの「友情の日」とか、佐賀県の吉野ケ里遺跡が発見された日などと、あまりどうでもよい日だけを紹介していた。2月7日の「北方領土の日」にもNHKは「今日は何の日」で紹介していない。領土問題は相手(外国)との間で”紛争中”であり、わが国の”主張だけを一方的に伝えるのは、公平な公営放送として放送法に触れるとでも誤解しているのだろうかー。

2月22日は「竹島の日}である。明治38年(1906年)2月22日、島根県が竹島を隠岐の島町として県に編入した日で、これを記念して平成17年(2005年)島根県条例で「竹島の日」が制定された。今年も松江市の県民会館で記念式典が開催され、亀岡偉民内閣府政務官ら国会議員18人が出席する。本来は安倍晋三総理自身が出席すべきなのに残念だ。ここ数年来の日韓の不調和音は、もとはといえば2010年、李明博大統領(当時)一方的に竹島に上陸し「独島守護標示」(12メートルの高さ)の塔を建てたことに始まる。

韓国では「竹島の日」に抗議して国をあげて「強奪蛮行糾弾」大会が各地で開かれ、抗議団まで来日している。しかし、日本ではどうか。NHKの「今日は何の日」でもそうだが、国民が領土問題に無関心すぎる。当然、NHKは国が関与し、政府政務官まで出席する式典である。公営放送として国民に周知すべきである。

米カリフォルニア州のグレンデール市の「従軍慰安婦像」についてもそうだが、黙っていれば「20万人の性奴隷」と言った話が世界に広まり、米国の外交委員長までが像の前に膝まずいて祈りをするという事態まで起きる。いたずらに事を荒立てることはないが、毅然として抗議すべきは抗議すべきである。