「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

籾井NHK会長 雑音にひるまず、ボルトを締めなおせ

2014-02-21 06:45:14 | Weblog
昨日の衆院予算委員会をテレビで見たが、民主党佐賀県選出の、僕から見れば”人間のクズ”みたいな二人の代表の籾井NHK会長に対する質問にうんざり、がっかりした。籾井会長の慰安婦などに対する発言は、すでに個人的発言でしかもそれさえ全面撤回しているのである。それをさらに不確かな新聞報道をもとに、まるで”勝ち誇った”ような質問態度は、視聴者に反感を買い民主党離れを加速させるだけだ。

一方、籾井会長の国会での答弁も、馴れていないせいなのか頂けない。もっと胸を張り、反論があれば反論すればよい。日本維新の会の山田宏議員が、NHKの国際放送(英語)の中で、慰安婦の強制連行を意味する”forced"という言葉を使っていたが、これは放送法に違反しないかと質問した。まさしく、一方の意見に偏った放送法に違反すると僕も思うのだが、籾井会長はNHKの現場の通り一遍の答弁を読み上げていた。

NHKの国際放送の原稿はそれぞれの取材現場から上がってきた原稿を国際局の記者が外国語に翻訳する仕組みになっている、とかって友人から聞いたことがある。政治的に公平さに欠けていると批判のあるNHKでも、取材現場の記者がまさか”連行”という言葉を使用するとは思えない。おそらく国際局での翻訳の過程で慰安婦が強制連行されたになってしまったのだろう。

国際放送の原稿は最終的に、その言葉のネーテイブが”目を通す”そうだが、日本の国内事情に疎いネーテイブが、単なる言葉だけの問題から”誤訳”することはないだろうか。山田議員も指摘しているように、、この国際放送は明らかに放送法違反である。会長に選ばれる籾井氏である。卓見の持ち主とお見受けするから、まさか”人間のクズ”の影響を受けると思えない。雑音にひるまず、ボルトとナットを公言どおり締め直して頂きたい。