「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

100歳の先輩からの年賀状と84年前の年賀葉書 戌年音頭

2018-01-01 09:00:48 | 2012・1・1
84年前、昭和9年(1934年)の亡父の書いた年賀葉書が残っていた。(写真)
新年の御慶目出度申納めますとの挨拶に添えて「自作の戌年音頭」が書いてあった。
「さあさ 祝ひませうか チョイと めでたい春を ワンワン 
今年はイヌ年 ことしは戌年 ほがらかに ヤートナ、それワンワンワン
ヤ―トナ 逸れワンワンワン」
満州事変と支那事変との間の束の間の時期の新春の挨拶状である。

ここまで書いたら年賀状が届いた。百歳(大正7年生まれ)の先輩から90歳代の方が5人もおられる。みなさん、従軍世代である。100歳時代の到来も近い。

平成30年 昭和30年  今年は 戌(いぬ)の笑う年に!

2018-01-01 06:28:31 | 2012・1・1

明けましておめでとうございます。まず、年頭に当たり皆々様のご健勝をお祈り申し上げます。干支でいえば今年は戌(いぬ)である。戌年は株の相場格言では”戌が笑う年”,価格が上昇する飛躍の年だそうである。株だけでなく世の中全体が、今年は犬も笑うような明るい年になって欲しいものだ。

年号では今年は平成30年。30年と聞いて、僕には”いつのまにか”という思いがある。僕ら夫婦が結婚したのは昭和30年であった。”もはや戦後ではない”(31年経済白書)の前の年だが、戦争をはさんだ30年は、今考えると、当時、30年はとてつもなく長く感じた。これに比べて、平成の30年はどうか。僕にとっては竹下内閣の小渕恵三官房長官が、新しい年号は「平成」と記者会見したのは、ついこの間のようだ。

今上陛下の退位が決まり、来年から新しい年号が決まる。新年号の30年がどのような時代になるのだろうか。昭和、平成二つの時代60年のほとんどを生きてきた僕らの世代には感慨深いものがある。改めて戦争を挟み波乱万丈だった昭和と、平和裏に幸せに推移した平成の30年に想いを馳せた平成30年元旦である。(写真は85歳の友人が贈ってくれた和紙製の絵馬)