明けましておめでとうございます。まず、年頭に当たり皆々様のご健勝をお祈り申し上げます。干支でいえば今年は戌(いぬ)である。戌年は株の相場格言では”戌が笑う年”,価格が上昇する飛躍の年だそうである。株だけでなく世の中全体が、今年は犬も笑うような明るい年になって欲しいものだ。
年号では今年は平成30年。30年と聞いて、僕には”いつのまにか”という思いがある。僕ら夫婦が結婚したのは昭和30年であった。”もはや戦後ではない”(31年経済白書)の前の年だが、戦争をはさんだ30年は、今考えると、当時、30年はとてつもなく長く感じた。これに比べて、平成の30年はどうか。僕にとっては竹下内閣の小渕恵三官房長官が、新しい年号は「平成」と記者会見したのは、ついこの間のようだ。
今上陛下の退位が決まり、来年から新しい年号が決まる。新年号の30年がどのような時代になるのだろうか。昭和、平成二つの時代60年のほとんどを生きてきた僕らの世代には感慨深いものがある。改めて戦争を挟み波乱万丈だった昭和と、平和裏に幸せに推移した平成の30年に想いを馳せた平成30年元旦である。(写真は85歳の友人が贈ってくれた和紙製の絵馬)