昨日、老妻に付き添われて年に4回の膀胱ガンの再発をチェックする定期検査を受けたが、幸い問題はなかった。来月には昨年腹腔手術した大腸ガンの同じような造影CT検査と一昨年手術した人工関節のリハビリチェックが控えている。大手術後の健康管理で、今は日常の常用薬なしという健康体だが、やはり加齢には勝てない。老妻の通院への付き添い申し出をを素直に受け入れるようになってしまった。
国立病院の待合室は、ほとんどが僕と同年齢の杖をついたり車イスの老人ばかりである。老夫婦のどちらかが、車イスに載り、片方が押している姿は、今の高齢者医療の現実を物語っている。しかし、こうして通院して医療を受けられるのはまだ幸せなのだ。病室は高齢者で一杯で、すぐには入院できない状態である。
病院から帰宅したら、旧制中学時代の友人の奥方から手紙が届いていた。先日、戦争中勤労動員で苦労を共にした仲間の会を開いたが、10年来の難病で参加できなかった旧友に近況と会の記念写真を送ってやった。しかし、返事が来ないので心配していたが、夫人の代筆の手紙によると、旧友は昨年進行性胃がんが発見されたが、難病のため手術ができず、抗がん剤治療をしていたが、副作用が出て中止、今は痛み止めだけの治療を自宅で行っているだけという。
夫人の手紙によると、在宅治療は本人の希望のようだが、毎日訪問看護師が来宅、別に月に8回、医師、看護師、理学療法士からなるチームの往診があり、手厚い在宅療養を受けているとのこと。夫人は今は無理な延命治療を求めず、自分なりの時間軸でゆっくり療養して貰えればと手紙を結んでいる。
高齢者問題など遠い先の問題だと思っていたが、周囲の身近なものになってきた。今、願うことは、いつまでも夫婦ともに健康な生活を続けられることだ。
国立病院の待合室は、ほとんどが僕と同年齢の杖をついたり車イスの老人ばかりである。老夫婦のどちらかが、車イスに載り、片方が押している姿は、今の高齢者医療の現実を物語っている。しかし、こうして通院して医療を受けられるのはまだ幸せなのだ。病室は高齢者で一杯で、すぐには入院できない状態である。
病院から帰宅したら、旧制中学時代の友人の奥方から手紙が届いていた。先日、戦争中勤労動員で苦労を共にした仲間の会を開いたが、10年来の難病で参加できなかった旧友に近況と会の記念写真を送ってやった。しかし、返事が来ないので心配していたが、夫人の代筆の手紙によると、旧友は昨年進行性胃がんが発見されたが、難病のため手術ができず、抗がん剤治療をしていたが、副作用が出て中止、今は痛み止めだけの治療を自宅で行っているだけという。
夫人の手紙によると、在宅治療は本人の希望のようだが、毎日訪問看護師が来宅、別に月に8回、医師、看護師、理学療法士からなるチームの往診があり、手厚い在宅療養を受けているとのこと。夫人は今は無理な延命治療を求めず、自分なりの時間軸でゆっくり療養して貰えればと手紙を結んでいる。
高齢者問題など遠い先の問題だと思っていたが、周囲の身近なものになってきた。今、願うことは、いつまでも夫婦ともに健康な生活を続けられることだ。