ネットで入手した骨がFRP製の巨大傘。
これをオチョコにしてヘックスビームを作ってみました。
まずはサイズ合わせ。
CQ誌6月号のHEXビーム製作記事をヒントに適当に計算しなおしたエレメントを傘に沿わせてみました。
(゜~ ゜)うーん、傘が少し小さい。
仕方ないか・・・。
ちなみに骨は10本。ヘックスビームは6角形でないといけないので、骨に合わせると本来の形と変わってしまいます。
それでも構わずなんとなくいい形になるようにはわせてみました。
骨の先端に軽く巻きつけつつ、余ったところはヒゲ状に、輻射器は内側に、反射器は外側に意識して変形させました。
最初は普通に傘をさして、内側にエレメントを張ってみました。このほうが給電部にケーブルが繋ぎやすい。
写真だと右方向がビーム前方になります。ピンクの電線が輻射器です。
長さを適当に切って調整。簡単にSWRが落ちました。49MHzくらいが最下点でしたので若干切り詰めて50.3辺りを最下点にしました。でも高い方の最下点のほうがSWRが低そうで、(゜~ ゜)うーん、切らないほうが良かったのか・・・。
測定してみると不思議なカーブ。低い周波数のほうから急に下がって、一旦下がるとゆるく上がり、また下がってまた上がる。
反射器との関係でしょうか、傘が少し小さいので変形せざるを得ないからでしょうか。なんか変な特性でしたが、SWRは1.2ほどまで下がり、いきなりまともに動作しました。バランは使っていません。
もう一回り大きな傘が入手できたらきちんとトライしてみようと思います。
この状態で1交信。ビームもちゃんと効いています。S9がS3くらいまで下がる方向があります。ビームは緩いですけどフルサイズの2エレですから受信性能はなかなか良かったです。
次に傘をオチョコにしてエレメントを張り直しました。
これぞへックスビームの形です。でもこれだと傘に穴を開けないと給電部にケーブルが取り付けられません。まだ開ける決意が無いのでとりあえず傘の縁から引きました。
オチョコの場合は給電部を空中に維持しないといけないので、反対側から紐でテンションをかけて浮かせます。
エレメントの長さは再調整が必要でしたが概ね同じ特性が出ました。
傘の縁からケーブルが落ちている形はビーム方向を回しにくいのが欠点です。
みんなで傘にシャフトの中にケーブルを通そうとか、傘の一番下はモービルホイップの方なMコネにして車に立てられるようにしようとか、アイデアがいろいろ出て楽しかったです。
これ以降の改造、改良は是非皆さんもチャレンジしてみてください。
アンテナの製作費は約3000円でした。
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