配線を変更した電圧給電用チューナーの実験をやってみました。
エレメントは約1/2波長に気持ち短めにしたもの。この長さで固定。
あとはチューナーでSWRを落としていきました。
無線機側、アンテナ側のコイルはそれぞれ巻数が選択できます。
SWRの落ちの良い巻数を探っていきます。
巻数を減らせばコンデンサーの値は大きくしていかなければなりません。この部分はバリコンが担います。
無線機側はピックアップコイルみたいな機能になりますが、巻数を減らしても同調する周波数は変化しませんでした。ただ、SWRの曲線は変わります。
今回は28MHz、50MHz共に、最も巻数を使った4回のところが調子良かったです。
アンテナ側コイルのSWRがよく落ちる巻数が見つかった結果はこんな特性。
うひゃ~、クリチカル~。
マグネチックループアンテナ並みの狭帯域。急峻な特性です。
コイルが疎巻だからかなぁ。これはこれで良しとしますが、これでは使いにくいので、半密巻きバージョンを作ってみようか・・・。少しはブロードになるかも知れません。
ちなみに28MHzはコイルの巻数は50MHzに比較して+1巻。もっと巻数必要かと思ったのに。
バリコンは少し大きい容量にした感じ。
特性は同じく急峻でした。
続いて電圧給電では無いバンドに挑戦。28MHz用のエレメントに対し、コールドエレメントを足して24MHz、21MHz、18MHz、14MHzにチューン出来るかチャレンジしていきました。24MHzは何をしてもうまくいきませんでした。14MHzはいい感じでSWRが落ちましたがやはり急峻。21MHzはまだ試していません。
このチューナー、主要な配線がクリップなので、チューナースルーのロングワイヤーバージョンに化けるのも簡単です。
チューナが使いにくい時はスルー配線にして、KX3の内蔵オートチューナーで出てしまうのも手です。(ってすべての努力が水の泡)
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