「こんにちわッ、テディちゃでス!
くうゥッ! みてみたいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!羨望です!)
こんにちは、ネーさです。
草彅剛さんのデニムコレクション展『STAY BRAVE』が開幕!
が、チケットは全日程・全時間帯が完売とのことで涙を呑みました……
いつか再展示を!図録の一般販売を!と願いつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 中禅寺先生物怪講義録 10 ――
漫画は志水アキ(しみず・あき)さん、
Founderは京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん、
脚本は田村半蔵(たむら・はんぞう)さん、
2024年10月に発行されました。
『先生が謎を解いてしまうから』と副題が付されています。
「ちゅうぜんじィせんせいィ~!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:授業の時間です!)
中禅寺秋彦さんが
都立美戸川高校に
国語の臨時講師としてやって来たのは、
昭和23年。
古書店主さん兼拝み屋さんの
《京極堂》の看板を掲げ、
友人の関口さんたちとともに
八面六臂の活躍を始めるよりも
ちょっと前、の頃でした。
「うふふゥ! もうゥ~はじまッてまスよゥ!」
「がるるぐるるるがる!」(←訳:才能は隠せないのだ!)
名探偵・明智小五郎さんに
小林少年というお弟子さんがいるように、
国語講師・中禅寺秋彦さんにくっついているのは
美戸川高校の2年生、
日下部栞奈(くさかべ・かんな)さん。
頭脳キレキレな中禅寺先生に
すっかり心酔している栞奈さんは、今回、
《中禅寺先生ならどう考える?》
を心の指針にし、
『最中はどこに消えた?』事件に、
なんと単独で挑みますよ。
「たッ、たんどくゥ!」
「ぐるがるぅ~…!」(←訳:心配だなぁ~…!)
茶道部の部室から
忽然と消え失せた8個の最中。
誰が、なぜ、最中を?
あ、全部食べちゃった~というオチはありませんよ、
念のため。
「ちぇッ!」
「がるるぐるるるがるるぐるる!」(←訳:8個も食べたら胸ヤケします!)
そして、
小気味よい後味の『最中はどこに』事件が
この第10巻前半部の華とするならば、
後半部の華は、
中禅寺先生の博識と解析が光る
『狸の助太刀』事件でしょうか。
或る朝、始業前の教室で
忘れ切っていた宿題を
急いで片付けようとしていた栞奈さんは、
同級生たちのざわめきに思わず顔を上げます。
「うわッ、ひどいィ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:アザだらけだよ!)
顔にケガをしているのは、
坂井くん、中森くんと、三浦くん。
階段で転んだ、っていうけど、違うでしょ!
それ絶対喧嘩!……にしては、表情が明るくて……?
やがて、栞奈さんの耳に噂が届きました。
坂井くんたちのケガの原因は、やはり喧嘩で、
強敵を撃退したらしい?
優等生で体育が苦手な坂井くんたちが、
喧嘩で勝利?
と、栞奈さんは怪しみますが。
「じじょうゥ、でスねッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:裏に事情あり!)
三浦くんが漏らした
『狸』というひと言を手掛かりに、
中禅寺先生が喧嘩の背景を解きほぐしてゆく一幕は
《京極堂》ファンの方々必見!の痛快っぷりです。
また、《京極堂》シリーズに加えて
《巷説百物語》の気配も香る第10巻の帯には、
「あにめッ?」
「ぐるるる!」(←訳:アニメ化!)
ミステリ好きな方々も、
コミック&アニメ好きな方々も、
ぜひ、一読を♪
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