ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

本音を言える?

2013年07月20日 | カウンセリング
夏の青い空に夏の雲

今日は、のんびり快速で、一時間かけて折尾に移動中。


皆さんは、お互いに本音を言える関係の人って、何人くらいいますか?

カウンセリングでは、他の誰にも打ち明けなかったような話をすることもあります。
だから、このカウンセラーは、信頼出来るのか、
自分に嘘をついたり、傷つけられるんじゃないかと不安を抱きながら、
カウンセリングに臨むクライアントさんの気持ちは、当然です。



セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、
安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を
ラポールと言います。


どんなカウンセリングでも、心理療法でも、
ラポールは共通した基本的な前提条件となリます。

さて、沢山の方々と接する毎日、
相互を信頼し合い、
安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係を作るって、
難しいなと思います。


やはり、この基本は、親子関係です。

しかし、最近は、親に対して過剰に合わせていたり、
気をつかったりして
反抗もしない子どもも多くなりました。

小学生の頃のこども集団、ギャングエイジの後に
思春期になると、
親友ができて行きます。
この親友、チャムシップこそが、親に言えないことを打ち明けられる大切な存在。
ギャングエイジを経ずして、親友が出来ない、
だから、そんな親友がいない。

生まれて初めて、カウンセラーと接する中で、
「こんなこと、言っても良いのかな」
と、顔色を伺いながら、打ち明けていくのです。

日本交流分析学会の理事長、杉田峰康先生が、
「真理は、汝を自由にする」と教えてくださいましたが、
この真理は、秘密のことだそうです。
秘密、それは、つまり、
今まで、誰にも打ち明けなかった心の声。
それは、面談で初めて明らかになった本人も気づかなかった真実であることも多いのです。
これは、カウンセラーの助けを借りつつも、
クライアントさん本人が気づくことなのです。

問題解決は、全て気付きから始まります。

ちなみに、ラポールと似た言葉で治療同盟があります。

患者さんとお医者さんが、治療に対しての前向きな感情を抱いている場合に使われることがあります。

コメント
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