ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

コンプレックス

2013年09月08日 | カウンセリング
台風一過で、無事、対馬にも行ってきました。

青い空と紺碧の大海原。
雨上がりの緑の匂い。

五島でも、対馬でも大自然の美しい景色を満喫。
あ、お刺身などの新鮮な味覚も堪能しました。

そして、何よりも島の人の温かさに触れ癒されて帰ってきました。

写真は、対馬やまねこ空港から撮った夕焼け。

おもてなしの心、東京オリンピック誘致のアピールポイントだったみたいだけど、
長崎の離島も、優しい人の気持ちに触れ、嬉しくなります。
写真は、五島市街地にある教会。

さて、子どもの頃からのこんなことを良く思ってました。

人と私は違う。

どうして、私は、恥ずかしがり屋なんだろう。

どうして、私は、すぐ涙が出てしまうんだろう。

どうして、私は、人のことを放っておけないんだろう。

どうして、私は、ぐずなんだろう。

どうして、私は、ガツガツ食べられないんだろう。

つい、私は、自分を他の人と比べて、ネガティブに捉えたことが
小さい頃からのコンプレックスでした。

「五体不満足」の著者、乙武洋匡くんは、楽天イーグルスの始球式をしたそうだ。
彼は、人にボールを投げる姿を見せるのに躊躇したと言う。

手足が極端に短いので、
ぴょこぴょこと歩いても、
肩と頭にペンんはさんで字を書いても、
一段、一段、飛び上がるように階段登っても
褒められる。
彼にとっては、
誰もが出来ることができただけなのに、褒められるのが嫌だったそうだ。

そんな彼だから、辛い思いも沢山経験してきた。
最近も、レストランで、入店拒否されたそうだ。
Twitterにつぶやいて、炎上したらしい。

彼の言葉は、コンプレックス、ハンディキャップのある人たちに勇気をくれる。

「僕には、みんなと同じようにできないことがいっぱいある。

一見、弱点に見えること、
その弱点に見えることを生かして

自分にしかできないことをしよう。」





   私と小鳥と鈴と

金子みすゞ

  私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速く走れない。

  私が体をゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。



金子みすゞさんは、この詩の中で、それぞれの良い所より
むしろ、出来ないことをあげている。

出来ないことをあげて、他の人を引き立てている。


小さい頃からコンプレックスの塊だった私。
人前で自分を出せず、
人が笑ってないと私が悪いことをしたと勝手に自分を責めていた。
あの時、ああすれば良かったと後悔ばかりしていた。

だから、そんな人の気持ちが分かる良さもある。

コンプレックスやハンディキャップ、悩み、苦悩は、
反対から見れば、自分の強みでもある。







コメント (4)
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