ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

幸せも肥満も性感染症も笑いもすべて伝染する!?

2014年01月31日 | こころ
「2007年、肥満は伝染するという私たちの研究結果が発表されると、大反響が巻き起こった。

数百通ものeメールを受け取ったし、この研究をめぐるブログへの書き込みも数百にのぼった。

……だが現在では、肥満は伝染することがわかっている。

私たちの研究が発表されて以降、私たちのほかに3つの研究チームが別々の集団で肥満の伝染を確認しているのだ。

……では、肥満はいかにして伝染するのだろうか」

「ある人の友人が5人しかいなくても、その5人にもそれぞれ5人ずつ友人がいれば、
1人で25人に影響を与えられるし、
その25人の友人125人にまで影響を及ぼせる可能性もある。

たった1人の意思決定に影響を受ける人数が、
あっというまに増えていくことがわかるだろう。

1人あたりの家族と友人の合計数が平均10人だとすると、
10人、100人、そして1000人に影響が及ぶことは容易に想像がつく」

ハーヴァード大学医学部・教養学部ニコラス・A・クリスタキス教授は、

友だちや家族の幸せが自分の幸福度に影響があるという研究をしています。

つまり、幸せな友だちを作りなさいということ。

2000年に行われたマサチューセッツ州フレーミングハム出身の12万67人を対象にした研究です。

その中からサンプル集団を作り、
その内の1020人を人間関係のつながりと本人の幸福度を比較しました。

その結果、幸福な人は幸福な人同士で、
不幸な人は不幸な人同士で群れを作っていました。

また、不幸な人はネットワークの外側、人間関係が薄い所に位置する傾向があります。

さらに、直接つながっている人が幸福だと、
本人も約15%幸福になる傾向があります。

二次の隔たりがある場合、友人の友人でも、
幸福の効果は10%、三次の隔たりの場合は6%の効果がありました。

しかし、四次の隔たり、友人の友人の友人の友人、
になるとこの効果は見られません。

つまり、幸福の効果は三次、友人の友人の友人、
まで影響すると考えらるそうです。


ニコラス・A・クリスタキス著「つながり」より

コメント (2)
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