ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

愛着 安心感

2014年08月31日 | こころ
生後八ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。

こっちが幸せになります。

科学的に言うと抱擁ホルモン、愛情ホルモン、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが出たのかな。

この赤ちゃんが安心して落ち着いていて、ビックリ❗️

やっぱり抱っこは大事だなあって、特に3歳までが大事だなあって思います。

お母さんと目に見えない暖かい絆があるかどうか。

親の側に愛情があっても
子どもが親を頼れなかったり
親に甘えられなくても
不安が大きい小学校卒業するくらいまでもしっかり守り、
子どもの支えとなることが大切です。

また、抱っこと同時に「大好き」だと言葉でも直接伝えることも大切です。

つまり、愛着形成とは、「安心」かどうかです。

ADHDや自閉症スペクトラムと診断された場合、
一般には先天的な脳の要因だと言われますが、
実際には、愛着障害の症状と大変よく似ています。

不安から、ウロウロ動き回ったり、こだわりが強かったり。

最近、学級崩壊など、
発達障害が増えていると言われていますが、
愛着障害の問題が増えているのではないかとも言われています。

だから、どちらかと決めてしまうのではなくて
どちらの可能性も見ながら、愛着障害があるならば
カウンセリングで
「愛着」の問題=不安を取り扱います。

わずか一歳半までに獲得する愛着スタイルによる問題は、発達障害と酷似していて、
「専門家がみても、すぐには区別がつかないこともある」からです。(p171)

岡田尊司著
「愛着崩壊子どもを愛せない大人たち 」
(角川選書)より抜粋


「現代の子どもたちは家族と過ごす時間が減り、
メディア依存の傾向が高まっている。

そのため回避型の愛着スタイルを示すことが増えている。

回避型の愛着スタイルを示す人は、社交や責任を嫌うため、
モラトリアムの青年期を送り、
ときには引きこもりになりやすい。

しかしどこかで覚悟を決め、
社会に飛び込み、チャンスに積極的に応じなければならない。


岡田尊司著
「回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち 」
(光文社新書)より抜粋



コメント (1)
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