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この笑顔が二度と見られないなんて…。悲しいです。
写真の中心に写る少女が亡くなった葛西りまさん(遺族提供、画像の一部を加工しています)
東奥日報社のWeb東奥に自殺しタイプ中学生2年生の女の子の記事が写真付きで載っています。
ご遺族がいじめ防止を訴えるために、亡くなった娘さんの氏名と写真を公表したそうです。
こうした事件がある度に、マスコミが大きく取り上げ
いじめ防止が叫ばれては、しばらくすると、また忘れられていく。
今回公表に踏み切られた親御さんの決断を重く受け止めて
いじめ防止、いじめ対策について私たち一人一人が
自分が親の立場だったらと真剣に考え、この写真の瞬間にイキイキと輝いている
この女の子の笑顔をずっとずっと忘れてはいけないと思います。
この写真は、ある写真コンテストで一時は最高賞が内定した写真だそうです。
Web東奥より引用
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真っ赤に開く傘を背に、笑顔がはじける津軽手踊りの少女-。
今夏の黒石よされ写真コンテストで、最高賞の黒石市長賞に内定していた作品だ。
撮影された10日後に自殺した青森市の浪岡中学校2年の女子生徒(13)だと審査後に判明し、主催した黒石よされ実行委員会が一転、内定を取り消していた。
遺族は17日、撮影者から提供を受けていた作品を本紙に公開。
また、氏名を葛西りまさんと公表した。
写真は8月15日、黒石市の日本三大流し踊り・黒石よされで、青森市の写真愛好家の男性が偶然、撮影。
男性は「表情の明るさ、漂う熱気、精いっぱい楽しむ姿にひかれた」という。
りまさんは幼少期から手踊りをたしなみ、小学6年で仲間と日本一に。
だが、今年の全国大会が近づいていた同25日、命を絶った。遺書には「また皆で優勝したかったけど、行けなくてごめんなさい」とあった。
本番の舞台は、りまさんの祖父(60)が周囲の希望もあって三味線を伴奏。
日本一に輝いた。舞台袖には、りまさんの扇子や傘、衣装が飾られていた。
「娘は手踊りが好きで、仲間と幸せな時間を過ごしてきた。写真のような笑顔が本来の表情。
かわいそうなだけの子どもではない」と父親(38)。
写真と氏名を公表した理由を、「いじめをなくしたいという訴えの力になると信じている」と語った。