ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

子どものうつ病 福岡県立社会教育総合センターのWEB講座

2017年04月27日 | オススメです
福岡県立社会教育総合センターのホームページ
「ふくおか子育てパーク WEB講座」思春期編に
「思春期うつ病」について原稿依頼を頂戴し投稿しております。

4回シリーズで、次の原稿を書いていますが、ついつい沢山書き過ぎて、字数を削るのに苦慮しています。

何事も修行、修行。ちなみに、修行は、英語でプラクティス。練習、練習。

講演も原稿も、いかに分かりやすく、削るかが課題です。

一部抜粋します。
**
 児童・思春期うつ病に多い症状は、イライラ感、身体的愁訴、不登校です。

子どもは抑うつ気分を言葉で表せず、それをイライラ感や身体症状、不登校、引きこもる、ゲームに依存する、しゃべらないといった形で現すこともあります。

また、思春期の子どもは抑うつ気分を「つまらない」「どうでもいい」「面倒臭い」「疲れる」などの言葉で表現することもあり、親から見るとただの怠けや反抗に見えることもあります。

このような事から、子どもが抑うつ気分を表に表していなくても心の内側では、苦しんでいるのかもしれないという見方を持つことが大事です。

次の項目を参考に子どもさんの様子を注意深く観察してみてください。

○思春期うつ病には、次の様な前兆が見られることがあります。

  ・寂しそう、あるいはいら立っているように見えたり、涙ぐんだりしている
  ・食欲や体重に変化がでる
  ・以前は好きだったことに興味を失っている
  ・活力が落ちている
  ・集中力が落ちている
  ・自責の念や無力感があったり、悲観的になっている
  ・睡眠パターンが大きく変わる
  ・頻繁に「つまらない・どうでもいい」と言う
  ・自殺をほのめかす
  ・友だちづきあいやクラブ活動をしなくなる
  ・成績が下がる

  ※上の前兆が、全てうつ病と関係しているとは限りません。
***

掲載場所
   「ふくおか子育てパーク WEB講座」思春期編
 http://www.kosodate.pref.fukuoka.jp/
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それでじゅうぶん。

2017年04月27日 | オススメです
アメリカのTさんからコメントをいただきました。
コメントから ここに転載させていただきます。

***
身体、精神的遅延を含む自閉症スペクトラム障害、及び小児てんかん、遺伝子性疾患を合わせ持っています。

うちは歩き出したのが3歳半、5歳になった今も発語はほとんどありません。

私は親の立場でしか語れませんが、自分の子が定型発達ではないと分かった時は絶望でした。

でも、絶望を感じたからこそ見えてきたものがありました。

何より将来息子に「あの時、適切な処置、療養を受けさせなくてごめんなさい」とだけは言いたくなかったんです。

息子は栗原さんのように自律出来ない可能性が高いです。

それでも、少しでも可能性があるのなら、そこを目指していきたい。

頭を抱える日々の方が多いけれど、やはりいつも思うのは、息子が息子として産まれてきてくれたから、私は人としても親としても強く優しく寛容になれました。

下に定型発達の娘がいますが、愛情だけとにかくいっぱい注いで、自尊心を目一杯満たして、好きなように生きていってほしいと思っています。

***

アメリカのTさん
お母さんの気持ちを書いてくれてありがとうございます。

本人も生きづらいけど、お母さんも悩んで、苦しんでらっしゃるんですよね。

小さい頃から、私の周りはADHD傾向にある人が多く
私自身もその傾向にあると思っています。

だから、小さい頃に、自分は人と違うなと思っていましたし、
今でも多くの方から
「すごいエネルギーですね。いくつ仕事や趣味してるんですか?」
なんて、訊かれます。

たぶん、性分なんです。

1986年の映画「スタンド・バイ・ミー」を観た時の喜びを 今でも忘れません。

リバー・フェニッス演じる少年が
「人はみな変わっているものさ」
と、映画の中とはいえ、
そう言ってくれたのが、私に言われたみたいでした。

今は、好きなことに夢中になって動いてしまう部分も
否定せずに、認めてやろうかなと思います。

皆さんにも長所、短所があって、それでじゅうぶん。

自分で、認めてあげて。
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