ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

真の有能感

2018年12月29日 | 勉強会
Dropさん、コメントありがとうございます。

いじめの問題では、このblogで紹介された児童精神科医の佐々木正美氏の著書にも載っている『根拠のある自信』の短所は歪んだ優越感を育ててしまうことや自分より優れた相手に簡単に劣等感を覚えるとも書かれています。

***
そうなんですね。


歪んだ優越感というのは、確かに問題です。

先にブログで取り上げた「小皇帝」の様に子どもたちが育ってしまって、
「根拠のない自信」に繋がってしまうと思います。

歪んだ優越感について、考えてみると、
「仮想的優越感」という言葉を思い出します。

これは、「人と比べてまだ自分はまし」という様な優越感で
真の自尊感情でないと言われています。

親の自尊感情とは、基本的自尊感情と世界的にその感情に分かれます。

基本的自尊感情とは何ができようができまいが自分が好きと言うようなもので、

世界的自尊感情とは何かができて自信を持つと言うものです。

ところが人と比べて自分はまだマシと言う仮想的有能感と言うのは
本当の地震とは違い、人を下げて自分を上げると言うようなものです。

交流分析で言うと、親の自尊感情とは
私はオーケー、あなたもオーケーと言う考え方です。

人は完璧ではなく行動は間違います。

それでも、私たちには価値や尊厳があると言うことです。

私たちは長所短所があり
短所があっても、それでも価値や尊厳があって素晴らしいということです。

そして、真の優越感とは、
自分は努力ができる、そして努力すれば出来るようになるという
「自己効力感」というのが必要になってきます。
コメント
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