人にあたってしまうことありませんか。
例えば…
お父さんが、仕事のストレスをお母さんにあたってしまい
そのストレスをお母さんが子どもにあたってしまい、
そのストレスを子どもが学校で他の子どもにあたってしまうという連鎖が起きてしまうことがあります。
防衛機制では、【置き換え】と言います。
置き換えとは、
自分自身の中で受け入れられない思考・感情・欲求を
実際にそれを受けた対象にではなく、
別の対象に向けたり、ぶつけたりすることです。
いわゆる八つ当たりです。
例に挙げたように、学校での「いじめ」もこれにあたると言われます。
無意識に、置き換え、他の対象にあたることで、
もとの対象から受けた耐えがたい感情を解消しようとします。
他にも、受験のプレッシャーが強すぎて、つい親に八つ当たりする
両親が不仲で、子どもにあたるなど
思い当たることは、結構身近なあるものです。
イライラして、ついあたってしまう自分に気がついたら
元の対象は、誰なのか?
本当の自分の気持ちは、どんな気持ちなのか?
自分自身に問うてみてください。
また、子どもの問題行動も、頭ごなしに叱る前に
元の対象は誰か?
本当の気持ちは?
と、考えてみてください。
頭で考える思考、口から出る言葉が
あなたにとっても、相手にとっても
思いやりでいっぱいでありますように…。