「夜と霧」の著者として知られるヴィクトール・フランクルは、精神科医、精神分析医。
フランクルは、ユダヤ人であったために
第二次世界大戦中、ナチス強制収容所に送られ
働けなくなったら、自分もガス室送りになるかもしれない
という状況の中で、生き残り多くの人々を観察しました。
この経験をもとに書かれた「夜と霧」は、
1991年のアメリカ国会図書館の調査で
「私の人生に最も影響を与えた本」のベストテンに入ったそうです。
九州大学医学部のある先生が癌を患ったときに
フランクルへ手紙を書かれた時のエピソードです。
残念ながら、その時はもうすでにフランクルは死亡してしまっていたそうですが、
幸いなことに、フランクルの奥様から返事の手紙が来たそうです。
「もし夫が生きているとしたらこんな言葉を返したと思います。
あなたが誰かのために
何ができるかを考えて
それをやってください。」
その医師は、その後20年も活躍されたそうです。
🌻フランクルの著書
「夜と霧」
「「生きる意味」を求めて」
「意味による癒し ロゴセラピー」
「意味への意思」
「人間とは何か 実存的精神療法」など。
🌻ヴィクトール・フランクルの言葉
「そもそも
我々が人生の意味を
問うてはいけません。
我々は人生に
問われている立場であり
我々が人生の答えを
出さなければならないのです。」