自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

コケた。

2025年01月19日 21時44分25秒 | 自転車
年末年始は ほとんど自転車に乗らず
もちろんトレーニングもしなかった
このままではいかんと 重い腰をあげて走りに行った



娘を習い事に送って 待っている間
江戸川の土手を走る
気温は8度だが
天気が良いので心地よい






埼玉の松伏町で 竹林のカフェを見つけた






飾ってあるジャージを見て
ここが織田聖選手のふるさとだったことを思い出した





サイクリング道路沿いの 自転車で立ち寄れるカフェ
こういう場所は貴重なので できるだけお金を落として行きたい






頼めるメニューがあってよかった


はちみつパンとコーヒーで600円
また来よう











その帰り道



サイクリングロードを走るママチャリがいた



乗っているのはガニ股のおっちゃんだ
フラついてはいないが 念のため少し距離を空けて
スピードを落とし
「右行きまーす」と声かけた



その瞬間



おっちゃんが突然 まさかの右折をしたのである(笑)



「ぬおおおお!」
私はピンポイントで右折したおっちゃんに突っ込み
盛大に右側にコケた
自転車がガリガリと音を立てた



スピードを落とさずに走り抜いていれば
切り抜けられたのだろうか…
判断とは難しいものである
周りにいた散歩中の人たちが
「大丈夫ですか」と起こしてくれた
おっちゃんは「私は大丈夫です」と立ち上がって
私に「大丈夫ですか?」と聞いた



「大丈夫なわけないでしょ!
 めっちゃ痛いよ!
 右に曲がるなら合図出してくれよ!」


私は大人げなく声を上げてしまった



おっちゃんは半笑いでこう答えた
「私はあそこの道に曲がりたかっただけだから」




見るとそこには
土手を降りる細道があった






私は自転車を確認した
エンドが折れて ディレーラーがホイールに当たり
カラカラ鳴っていた


ディレーラーが壊れたら面倒だなあと思ったが
おっちゃんの一言があまりに衝撃的で
私は怒りを忘れて考え込んでしまった



おっちゃんは
曲がりたかっただけだから
右に曲がった
そこにたまたま私がいた







事故というのはお互いに「相手が悪い」と思うものだ
例えば追突された前の人がコケた場合
前の人は「後ろが突っ込んできた」と言うし
後ろの人は「前が突然止まりやがった」と言う
そして実際に警察を呼んだところで「お互いに相談してください」と言われて終わる





おっちゃんは元気そうだったし
お互い大事に至らなかったのが不幸中の幸い
そして自転車を追い抜く怖さを学んだ









あれから何度も ぶつかる瞬間を思い出す
どうしたらぶつかるのを防げたか?
何度リプレイしても「ありゃ無理だ」と思ってしまうが

とりあえず次は右折されても大丈夫なように
3m以上離れて追い抜くようにしよう
あとは「むやみに鳴らしてはいけない」とされる
ベルを鳴らしまくるしかないな





私はおっちゃんに
「自転車に乗るなら 合図を出してください
 それができないなら せめて後ろは確認してください」
とお願いした
「わかりました それはマナーですからね」
とおっちゃんは答えたが
顔には「不服だ」と書いてあった(笑)






怪我はまあまあひどくて
右脚が痛くて体重をかけられない
去年できた右ケツの擦過傷の上に また大きな擦過傷ができてしまった


去年のギックリ腰といい どうしてロケ直前に怪我をするかなあ






そしてどなたか
ガリガリになったレバーを綺麗にする方法があったら
教えてください(泣)