△ヴァン・ヘルシング(2004年 アメリカ 132分)
原題/Van Helsing
監督・脚本/スティーヴン・ソマーズ 音楽/アラン・シルヴェストリ
出演/ヒュー・ジャックマン ケイト・ベッキンセイル リチャード・ロクスバーグ
△怪物くんか!?
いくらヒュー・ジャックマンが好い人だからって、なんだか途中からかわいそうになってきた。
だって、あまりにも中身がないんだもん。
もうなんていうか『ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』と『狼男』と『ジキルとハイド』を足して割ったような、モンスターの顔見世みたいな感じになっちゃってて、どうやっていろんなものを繋ぎ合わせようかってことに苦心して、で、あとはCGの活劇だけを連続させていってるようにしか見えない。
だから、肝心の物語がなんともかんとも薄っぺらなものに感じられて仕方がなかった。演じろっていわれてるヒュー・ジャックマンがかわいそうじゃん。
それと、せっかくのケイト・ベッキンセイルなんだから、もうちょっと好い感じにしてあげればいいのに。眉もなんだか細くし過ぎて蓮っ葉に見えるし、最後なんか、え?まじで死んじゃうわけ?ガブリエルことヒュー・ジャックマンの変身しちゃった狼男と激突した拍子になにがおこってるわけ?てな展開で、なんじゃこりゃっていう目まぐるしいテンポの映画だったわ。