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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

2018年03月29日 16時26分01秒 | 洋画2005年

 ◇白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年 ドイツ 120分)

 原題/Sophie Scholl – Die letzten Tage

 監督/マルク・ローテムント 音楽/ラインホルト・ハイル

 出演/ユリア・イェンチ アレクサンダー・ヘルト アンドレ・ヘンニッケ

 

 ◇1943年2月22日

 反ヒトラーのビラをミュンヘン大学のホール内に撒いていくところだけ緊迫感があったものの、あとはひたすら取り調べられてるだけで飽きる。制作者としては佳境の裁判で当時のドイツ国民の心を表したかったんだろうけれども、なんか舞台劇を見てる感じで、やっぱり飽きる。

 とはいえ、このヒロインのゾフィー・マグダレナ・ショルは実在の女性で、小説『天国の門』にも登場したナチス時代の白バラ抵抗運動のメンバーのひとりだ。

 フォルヒテンベルクの市長の娘に生まれてドイツ少女同盟(BDM)にも参加していた、まあいうなればヒットラー・ユーゲントの女の子版みたいな少女時代を送ったんだけど、兄貴の影響なのか白バラ運動に身を投じて、反ヒットラーのビラをまいたことで捕まり、国家反逆罪に問われて死刑判決を受けて即処刑されるっていう短い人生を送った。

 そういうことからいうと、映画としての展開よりも内容によっていろんな映画祭で評価されたんじゃないかって気がしてくるんだけど、どうなんだろう?

 なんだか、ちょっとな~。

 ちなみに邦題の『~最期の日々』の『最期』の使い方なんだけど、まちがってない?

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