△本能寺ホテル(2017年 日本 119分)
監督/鈴木雅之 音楽/佐藤直紀
出演/綾瀬はるか 堤真一 濱田岳 平山浩行 風間杜夫 高嶋政宏 近藤正臣 八嶋智人 宇梶剛士
△ワンパターン本能寺タイムスリップ
なんで、いつもタイムスリップすると本能寺なんだ?
そうおもうのは僕だけなんだろうか。
それも、いつも出会うのは織田信長だ。どうして明智光秀のところへタイムスリップしないんだろう。で、おいおい、あんた、敵は本能寺にありっていうつもりだろう?って訊かないんだろう。たまには、ちょっとくらいひねった物語を見せてくれないか。
と、ここで書いたから、この後、明智光秀のところへタイムスリップした物語が出てきたら、ぼくの入れ知恵です。
で、このたびのタイムスリップ本能寺だけど。
やりたいことの見つからない教員免許だけ持っている綾瀬はるかが申し込まれるままに結婚へと引きずられていく中、本能寺の変に遭遇して信長からやりたいことはないのか、人間はやりたいことができたのだとわかればもうなにもいらなくなるのだ、それをして人生の満足というのだ、とだけ教えられて結婚もやめて教員になっていくという、たったそれだけのために本能寺に時間跳躍するという映画だった。
ま、見る前からわかってたけど。
良かったのは、料亭のロケセットと近藤正臣の金婚式の挨拶だったな。
この監督の作品は『プリンセス・トヨトミ』の方がおもしろかったな。どちらも似たような雰囲気だけど。