Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

48.ヴァーチャルアイランドver2.

2009年05月15日 | Design&3DCG
 昨日の風景を、視点を変えて撮影したのが今日の写真・・・レンダリングというべきか。前にもプログで書いたが、この左側の建築はバグがあり、制作には少し悩ましいところがあった。実は今でも、内部にバグが少し残っている。
 Vue5は、時折意味不明の立体として読み込んでしまうところがある。特に斜めの壁といった具合に、X、Y、Z軸上に沿わないオブジェクトをつくると、こうしたバグが起きる可能性が高いと思われる。対処方法は、前にも書いたとおりオブジェクト部材を、幾つかに分割して3DCGソフトで制作してから、vueに読み込むことだろう。
 そうしたバクもあり、この海に向かう路地階段は、予想外に苦労したところだ。建築的には、面白そうな空間になるだろうという見込みで制作したが、・・・まあ、狭隘であるのだが、面白そうというよりも、それなりの出来だろう。多分リアルライフにおけるた生活の点景要素が、路地らしさを演出していたのかも知れない。その辺が現実とVueの空間との違いかもしれない。このあたりは、今後の課題としておきたい。
 ふと考えるが、3DCGは、何処まで制作すればよいかは、いつも悩むところである。全てをつくれば、膨大なデータ量になるし、また概略すぎては、風景魅力をあまり語れない。こうした小さな風景にリアリティを持たそうと思えば、この部分だけとりだして忠実に舞台美術のように制作すべきだろう。実際3DCGの愛好者は、そうやって制作している。その辺の線引きなり、割り切り方といった考え方が必要なのだろう。
 前回のヴァーチャルアイランドで示したような、特定の風景の部分だけを、点景要素を入れて制作するという気分には、今回はなれない。多分包括的な風景を語ろうという、意図が背後にあるのかも知れない。

制作:Vue5,Poser6.0
コメント
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