Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし77. 精霊達の送り火

2009年08月17日 | Kyoto city
 昨日は、お盆最後の行事、五山の送り火を見に京都御所へでかけた。いつも僅か30分の行事だが、鴨川河畔や出町柳辺りの見所はいつも人手が多いので、今年は空間が広い京都御所で「大」だけをゆっくりみた。
 五山の送り火は、これまでに三脚を用いて3年ぐらいかけてしっかりと全部撮影した。それらの普通の写真は、今でも講義で使用している。だから今日は主にカメラ1台だけぶらさげて、お気楽観賞モードで撮影していた。そんな中の1枚をアップさせた。送り火に見送られて精霊達が天空に帰ってゆくのは、こんな感じかなと思った。
 五山の送り火をすぎると、季節は秋なのである。もうじきツクツクホウシが鳴き出す頃だろうと思う。このは時期いつも宴が終わった後のような一抹の寂しさを感じさせてくれる。
 やはり1年を通じて個人的に好きなのは、5月の初夏から8月の送り火迄の光の綺麗な時期である。これで今年の私が好きな季節も、もう終わりかと思うと余計に寂しい気分だ。
 今年は冷夏のようなので、残暑もあまり厳しいこともなく、気候は次第にしのぎやすくなってくるのかもしれない。

京都市・京都御所
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする