Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1374. 試写二日目

2016年12月04日 | Kyoto city
 夜半に雨が降り苔も生き生きとしている。試写二日目は、公開日最後の霊鑑寺。紅葉が終わった晩秋の庭も静かで捨てがたい空気がある。
 最初の頃のPENと比較すれば、 プログラムの進化かレンズの性能かはわからないが解像度も色も随分よくなった思う。こうした万事1本で済むレンズを使い始めると意識はものぐさになる。それでいて結構持ち出す機会が多いはずだ。
 広角~望遠迄をカバーするズームレンズの使い始めは、フイルム時代のキャノンEF28-135mmだった。中国で雨に降られようが荒れ道で揺さぶられようがおかまいなしに使いまくった記憶がある。デジタルになってからは、EOS Kissに付けていたSIGUMA18-125mmだった。デジタル時代の創世記で解像度は今一つだったが街歩きから涸沢まで実によく活躍した。それからロシア・ウクライナで使用した、EOS1DsにつけているEF28-300mm、そして今回のM.ZUIKO DG12-100mm proと、いわゆる長焦点ズームレンズばかりを使用している。そこには撮影の知識が邪魔をして、あれもこれも撮ろうという未練がましい根性が表出している。
 こういうレンズばかり使用していると、撮るというよりは記録しておくぐらいの意識しかない。
 だからまれに単焦点レンズを使うと感激する。いさぎよく焦点距離は一つだけというのがとても心地よかったりする。本当は、EM-1にM.ZUIKO DG12mm/F2.0一本だけ付けて長旅に出るなんて1度はしてみたいと思う。人間の目或いは意識の画角はそう簡単に変化してくれるわけではないのだから。そういう潔い根性で旅はしたいものだ。

京都市・霊鑑寺
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO200,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f4,1/160
コメント
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