Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

NIKON FREAK461.  小説:小樽の翆69.

2020年03月07日 | Sensual novel

 

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NIKON FREAK436. 小説:小樽の翠42.マサヒロ君の先生

2020年03月07日 | Sensual novel

 

 翠のカフェもソロソロ閉店の時間だろう。そんな時間に訪れた。

翠「お店はもうお終いだから、ビール飲みに行こうよ!」

すると、「まだ、お店はやってる?、 まぁず疲れたよ・・、きょうは、しみたなぁー」といってお客が入ってきた。

翠「あら、ツカモッチャンじゃない!!、調度よかった、ホラ!、マサヒロの小学校の美術の先生よ!!

なんかラフな、少しダサい格好でやってきたツカもっちゃん先生と形式的な挨拶をして、翠から、うちの旦那と紹介された。

ツカモッチャン「ああ、あんちゃー、ねえちゃーの恋人かやあ・・・」

ダサくても頭は冴えている、それにしても少し訛りのある先生だな、どこの出身?

つかもっちゃん「うち、ちいさがた郡・・・長野県ね」

へーーえっ、こういう先生にマサヒロ君を預けっぱなしにしておいたんだ。そういえばマサヒロ君のぼくとつとしたところは、この先生の影響か・・・。

ツカモッチャン「マサヒロ君、そりゃ小学校1年の時から、美術室で絵ばかり描いていたな、あのパパがほっといてええよーー、ゆうから、好きにさせといだー、それにウルトラセブンもいたから・・・」

えつ、ウルトラセブン・・・×△△××--?・・・、長野県人は時々わからないことをいう。まあいいか・・・、でっ、先生はなんで小樽へ?

ツカモッチャン「おらっち、信大の教育学部卒業してぇー、寒いところなら慣れているからええかって小樽市で教員採用になって、それからずっと小樽だにーー・・・」

翠「だって、小樽の奥さんと結婚したから、ここにいるんでしょうーー」

ツカモッチャン先生「まあ、そうですけどねぇー、だから上さんの親御さんと一緒に暮らしてます」

ああっ、ツカモッチャン先生のところも親の手助けで子育てか。

ツカモッチャン先生「だって嫁さんは一人娘だったんですよ。だから向こうの両親が一緒に住もうよといってくれて。それで子供をつくったら、もう賑やかで、家の空気が変わったって、これも神が教えるところといって向こうの両親も喜んでいるわけです。

ふぅーーん・・・

ツカモッチャン「かみさんちがクリスチャンだったでしょ。だから避妊なんかしないのよ。それで成り行きに任せ。それに夜に、かみさんの白いケツをみとる感激してしまうのですよ。でっ、まあ、こちらも、いろいろとあって・・・(^_^)」

翆「奥さんって小柄だよね」

ツカモッチャン「よく、そういわれるずら・・・」

ところで、育て方ってあるの?

ツカモッチャン先生「畑に栄養をあたえておけば、勝手に育つだらーー、マサヒロ君ずくあったなぁー」

畑か・・まあ環境のことだろう・・・、なにしろ教育にかけては、個性的な人間を輩出してきた信濃教育会出身だからね。

・・・・

そのまま、話は盛り上がって3人で駅裏の炉端焼き「がつやしまざき」で酒宴をはっていた。久しぶりに飲んだ!。

小樽の街も冷え込んできて、飲み屋だけが元気だ。

 

 

小樽市稲穂、日本基督教団小樽公園通教会

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離135mm、露出補正0、f/11、1/200

2)ISO8000、焦点距離28mm、露出補正+0.67、f/6.3、1/6

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