Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

NIKON FREAK451. 小説:小樽の翆57. ライチタイム+追伸:続々々また・ウィルス感染の終息傾向!?、そして東京封鎖?

2020年03月26日 | Sensual novel

 

 翆がお店に出かける頃、木賃アパートもみな出払っていて静かだ。といって原稿を書くという気分でもない時、雪の住宅街の散歩にでかける。歩きながら脳細胞を刺激しているから思索の散歩か・・・。

 人間は過去の経験の尾ひれを引きずって、今の性格ができている。

 そんな過去を持った性格の男と女が出会って、一度セックスをしてしまえば、もう女を無条件で好きになってしまうというのがアチキの本能だ。古今東西の占いによる相性など全く関係なく、要は男と女が出会ってセックスにたどりつけるかどうか、につきる。

 それは実にわずかな、例えば新幹線の広告を、すれ違う反対列車から読むようなものであり、ホンの僅なチャンスといってよいかもしれない。気がつくと手を伸ばしそびれて通り過ぎていった、つまり出会いよりもすれ違って過ぎ去っていった事のほうが多いのではないか。

 今は情報過多だから、あれこれと考えすぎて男と女をすれ違わせてゆく。惜しいね!。むかしから男と女の仲は、そんなに複雑ではなかった。

 そのときの勢いがある。大方は、そんな勢いの波にのってくるのだろう。そこから二人のライフスタイルが始まってゆく。

そんな思索を続けながら小樽の住宅街を歩き回っていると、ミレットのところにでてきた。ならばここでお昼にしようか。

スマホに翆からショートメールが来ていた。

翆「夜、鱈ちりにしようか?」

まだ昼飯前なのに晩飯のことを考えている。やはり可愛い奴だとアチキは思う。

ならば、お昼はミレットのハンバーグにしておこう。

テーブルに柔らかい光が差し込んでいるランチタイムだ。

 

追伸:続々々また・ウィルス感染の終息傾向!?

 3月24日の北海道の感染状況を以下にあげた。直近3日間の値をみけば、低減、同値、低減と続いている。今日時点では、この先のシナリオがいくつか考えられる。

シナリオ1.患者数50人から70人で横ばい状体。

シナリオ2.患者数50人以下に下がれば、終息に向かっている。

シナリオ3.患者数60人以下で、幾つかの小さな増大を繰り返しながら低減に向かう。

シナリオ4.患者数70人以上に拡大する。

そこで陽性人数に着目すると、これはあきらかに低減している。そうなると、シナリオ1と4は可能性が低い。

 最も可能性が高いのがシナリオ2と3だと推測できる。北海道では、緊急事態宣言でイベント自粛などの政策がとられており、ウィルスの潜伏期間が2週間だということを合わせると、この宣言による効果が出てくる頃だといえる。そうした効果も少し出かけてきたかなと判断できそうだ。実際には、もう少し様子をみてみたい。

 さてここからが問題なのだが、今日時点で、もう北海道をモデルとして使って論じるのは無理な、新しい局面に入っているとみられる。それは東京都が発表している感染者数である。いっこうに低減しないし、感染経路が特定できない患者が過半数をしめている。このことからウィルス感染は、感染経路をあきらかにする段階から、次のステージである都市活動を制御する段階にはいっている。

 有効な施策は、小池知事が示唆している東京封鎖である。東京都がどこまで封鎖を考えているかはわからないが、自宅待機が主な施策だと推測する。だが政府の政策で2週間の自宅待機をしたが、東京では効果が少なかったと私は判断している。そうなると封鎖水準をあげて、物流や医療、行政関係者を除き、東京に通じる全ての人間のアクセスを遮断することになる。新幹線、その他の鉄道、高速バス、そして東京に向かう乗用車、飛行機もという具合にである。そして都民の自宅待機。つまり中国武漢市と、同様の施策になる場合も考えられる。そこには過密都市の構造、あるいは宿命があるのだろう。

 いち早くオリンピック延期を決めた背景には、東京封鎖をせざるをえないオーバーシュートの可能性が背後に見え隠れしている。実際、そこまでしないと終息に向かわないということを、武鑑市の先行事例が示している。さてどうするか・・・。

 

北海道コロナウィルス等の発生状況(2020年3月24日)

 

出典:北海道庁総合政策部広報広聴課

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/singatakoronahaien.htm

 

その他の気づき・・・

 さて新型肺炎感染で、国単位で世界中が鎖国状態になっている。新型肺炎が終息しても、日本は相手国から鎖国が解除されない国と認識されるとする見方もあるが、私はそうではないと考えている。一刻も早く経済回復をする必要が各国共通にあり、悠長に鎖国なんかしていられる状態ではない。だから新型肺炎から脱却した国家は、それを最優先に進めるだろう。比較的早く経済で立ち直るのが中国か。実際日本車メーカーは、中国での製造を再開している。

 そう、もう一つ忙しい人間達がいた。投資家達である。株が大幅に下がったのだから、ここは久しぶりに買いの絶好のチャンス到来であり、虎視眈々と買い時と株銘柄を選んでいることだろう。実際昨日の日経平均株価は1,9564.63円(8.04%)上昇している。そうした反発には投資家達の動きが垣間見えるのではなかろうか。

 オリンピック1年延期を日本はIOC会長に対して提案した。日本には仕切り直しという言葉がある。だから延期は、日本人には理解しやすい。というのも選考会はもとより、その後の選手達の調整が間に合わない。それができないと試合にならない。そうした点を踏まえての延期である。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離90mm、露出補正0、f/11、1/640

2)ISO400、焦点距離28mm、露出補正-0.67、f/5.6、1/100

3)ISO400、焦点距離28mm、露出補正+0.67、f/11、1/10

4)ISO400、焦点距離48mm、露出補正+0.67、f/11、1/400

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