地獄坂で定点観測ならぬスケッチ。
中学校の正門に小春がいる。
「これからプールかい!」
小春「部活といってほしいなぁー。いちおう教育だから」
「部活ねぇー・・・・」
小春「あのねえ、ユウ君早漏なの」
「男は、その傾向大ですぅー!」
小春「美希姉ちゃんが帰ってきて、それを言ったの。そしたら『小春!、骨盤貸せ!!』というのよ。それで美希姉ちゃんに骨盤貸したら、パンツをズッとさげて『小春のヴァギナ、かわいいじゃん!!』だって。それ早漏と関係あるのといったら、美希姉ちゃんが親指で小春のクリトリス、人差し指で膣の中を刺激するのよ。」
「でっ、その先は?」
小春「美希姉ちゃんが『これ気持ちいいだろ。時間をかけると・・まあ1時間ぐらいかな、刺激を続けると身体がビクビクと震えて膣が収縮をはじめて身体が震えて快感がくる』だって。女の快感だってさ。小春そんな経験ないよ。ユウ君の精子がどっと出ておしまいだから5分ぐらいかなぁーーー。そんなのあるの?」
「まあ経験を積めばそんなこともあるかなぁー・・・・」
小春「無理よ、ユウ君のおちんちんは刺激すると一気に暴発するから」
「まあセックスは、体操と一緒で子供をつくるための行為にすぎないよ」
小春「だよね、即物的じゃダメなのかしら」
「普通は、それでいいんじゃないかい・・・」
小春「だって美希姉ちゃんが『女の快感、女の喜び』って騒いでいるのよ」
「だって美希姉ちゃんは、やりマンだもん。経験豊富がなせる技だよ。そんなの人によって違うんじゃないの」
小春「だよねぇー、美希姉ちゃんに触らせて損したぁー」
「美希姉ちゃんもレズっぽいところがあるんだね」
小春「あのひとレズよ!」
「まう、そう決めつけないで快楽の追求に熱心なのでしょう」
小春「セックスなんて体操と変わらないと思うけどなぁー」
「普通は、そんなんじゃないですか。子供を産むのは体操と一緒で、みんな即物的なんだよ」
小春「だってWEBサイトには、快感を得る方法、なんてアドバイスがあるよ!」
「そんなの、人によるんじゃないですか。WEB情報の半分ぐらいは誇張とか嘘でしょう」
小春「なんだぁー、女の快感は嘘かぁー・・・」
「そんなの将来の楽しみにしておけばいいじゃん。5分セックスでもいいじゃん。それでユウ君が勉強が進むんだから・・・・」
小春「まあね」
・・・・
湿度が低いスカッとした青空がひろがる小樽の街である。
小春の話は、続く。