Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング632. 小説:小樽の翆556.どっちのコンビニへゆくか

2022年09月05日 | Sensual novel

 

 今朝は、翠が出かけに一発おねだりをしてきた。

というのも、アチキは夕べ仕事場の名古屋から夜遅く戻ってきたばかりだった。

三日ほど留守にしていた。

朝出かける支度をする前に翠が「アチキーご飯つくっておいたよ」といってアチキの布団にやってきて「元気かなぁー!?」といって手を滑らせてペニスをしごきだした。朝立ちというぐらいだから刺激すればすぐに反応する。

翠「オオッ!、今日も元気印だ!!」

そんなこと言うから、アチキは翠を抱き寄せて・・・

翠もインナーを脱ぎ捨てて熱い抱擁・・・

たった三日の不在でも3年くらい合わなかったみたいだ・・・

「今日は排卵日じゃないの?」

翠「婦人体温計で測った。アチキが仕事場に行っている間にいっちゃったよーーん。ウウッ!、もっと突いて」

そういって翠は骨盤をグイグイと押しつけてくる。

潤んだ子宮口を、これでもかというぐらいにアチキのペニスの先端に押しつけながら腰を左右に激しくゆすっている。

それは女の本能的な仕草のようだ。

普段は楚々としている女も、セックスの時は動物的に骨盤が執拗に精子を求めてくる。

一緒に二つの骨盤が激しく動き出す頃、翠の子宮口に撃ちはなった。

翠「アアッ、いい!、いい!!」と吠えた。

そして翠の身体が崩れてきた。

まだ骨盤が精子をもとめてヒクヒクしている。

静寂が訪れると・・・

翠「出勤の時間だ!」

そういって浴室に飛び込みシャワーを浴びる音が聞こえる。

遠くから「アチキー・・いってきます!!」

そんな声をききながら少し寝てしまった。

・・・

亭主が三日も留守にすれば寂しくなる女もいれば、亭主元気で留守がいい、という女もいる。

何が違うのか?

翠は経産婦だから子供は関係ないだろう。

まあ男と女の生活が満たされていることに変わりはない。

朝飯を食べながら、珈琲がなかった。

コンビニへゆくか・・・。

どっちのコンビニへゆくか、それが大問題だ。

というのも一番近いコンビニは、外で立って珈琲を飲まざるを得ない。

遠いコンビニには、テーブルがある。

座って珈琲を飲みながら通りが眺められる。

やはり遠いコンビニだな・・・・。

テーブルに座って珈琲を飲みながら通りを眺める時間が、頭脳労働者には大きな気分転換だ。

抜いたあとて、沈み込んだ腰を引きずりながら遠いコンビニへゆこう。

・・・

まだ夏の光が眩しい小樽である。

コメント
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