太平洋上の台風5号から、暖かい空気が日本列島に吹き込み大変蒸し暑い。だが7月は、透明感ある空気が街の風景を美しく見せてくれる。積乱雲は地上から蒸発する水蒸気量によって大きくなる。今は小ぶりだが、いかにも夏の空だ。この時期を逃すと8月はどんよりと蒸された盆地の霞んだ風景になる。今しかない。夕方早速散歩に出かけた。
今日は、雲を撮ろう。積乱雲は地上の水蒸気が蒸発する規模に応じて発生する。まだ小ぶりな雲だが、夏らしい。
難しいのは露出だ。画面全体の評価測光にすると過不足はないがオーバー気味の露出になる。だからスポット測光をもちいるが、民家と空とでは露出が大きく異なる。レンズの中央が向いたところだけが適正露出だから、その他は黒くつぶれたりする。後補正で黒くつぶれた民家のデイテールの回復はできるが、今度は空のメリハリがなくなるといった具合に・・・。
これを緩和するためには広いラチチュードが必要になる。つまり総画素数を下げる。手元の機材は、画素数が高すぎるのだろう。小さいがなんでも出来るというのは、実験機材としては便利だが、基本性能は落ちる。
実際使ってみると、ツァィスのレンズはブルーの色が綺麗だし発色の良さを感じさせる。望遠側の焦点距離に不足を感じるが、次のフィールドはこのレンズで良さそうだ。不足分はデジタルズームで代用できそうだ。
ジンバルは必要機材に近い。しかしこの形態はかさばる。といってこの形態しかない。映像も悩ましいところである。
cloud in summer
α6600、CarlZeiss Vario-TessarE16-70mm/F4.0
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