午後小樽公園の定点観測場所のスケッチを描いて、地獄坂を降りてゆくと、待ち構えたように小春につかまる。
「おっス!!」
小春「あのねえ、ユウ君が最近元気が良すぎるんだ」
「うん!?、なんだそれは??」
小春「お昼を食べてからいつも机でうつむいているの?。それで先生がユウ君じゃあ、この問題を黒板で解いてくださいって先生が指名するじゃない。すると今日は足を怪我して、立・て・な・いですぅー、といってパスするのよ!」
「それで、元気なの?」
小春「続きがあるの。小春は昼間の体育の授業で怪我でもしたんだろうか、と思ってユウ君をみると机にうずくまっている感じ。ナンが変だなぁーと思って見ていたんだ」
「体調不良は中学生に多いからさ。体のメカニズムが大人になろうとしているから体内環境が変化し続けているんだうねぇー。それで元気印は?」
小春「だってさあ、部活がないとユウ君が『小春、早く帰ろ!!!』といって暖かいのにコートを羽織って私をせかすんだ。なんでそんなあわてて帰るんだろうと思ったの」
「ほう!」
小春「でねユウ君が言うには、『お昼を食べると急にムラムラしてペニスが立ったままなんだって』。それで先生から指名されても立てなかったのか・・・、と私は理解したよ。男の人も突然立つんだぁー」
「つまり立っているから、立てられなかったというわけか・・・」
小春「だから急いで学校から帰ってユウ君の家に行くじゃない。すると玄関にはいるとすぐに小春!、待ちきれないっていって私のスカートとパンツを下げて私の胯間に手を差し込んでくるのよ『これが待ち遠しかった。授業中に夢で見ていたもん!!』なのよ!。それで手をクネクネとさせて私も気持ちよくなるじゃん。お部屋へゆこうよといったけど、ユウ君がこぼれるーー『だき地蔵だ!』といって私を抱きかかえて入れてくるわけ。それで私もここ玄関だからっていってユウ君のペニスの尿道の上をグッと押さえつけたの。そしたら青い顔して、うううーーーんとうなっていたの。だけど指先に強い力でドクドクと感じるのよ。ああっ、もういっちゃたんだーーーー。そんな感じなのよ。・・・」
「ほう、素晴らしいじゃん」
小春「でっ、まだ先があるんだ。お部屋に私を抱えっていって『いまのは前戯だよん』だって。それからまた激しく燃え上がるわけ・・・。なんか精子のタンクがすぐに一杯になってあふれ出すみたいなの。それでようやくいつものユウ君になるわけ」
「健康なんでしょうーーー」
小春「男の人も大変ねぇー。すぐにタンクが一杯になるじゃん!」
「精力のつく物を食べさせているからだろう!?」
小春「夜ユウ君のママが帰ってくるじゃん。すると小春の料理に目を細めて喜んでいるもん。ブロッコリーにアボガドにアスパラガスでしょ。それに山芋は欠かさないよね。牡蠣もよく食べるし」
「おおっ、モロ精力源ばかりじゃん」
小春「もっと精子を貯めるタンクを大きくできる食べ物はないの!?」
「うーーん・・・それはちと聞いたことがないなぁー」
・・・
小樽も春である。