「花散らしの雨」とは、桜の花びらを散らせてくれるあるや風の事である。桜が散る頃には、入れ替わりに新緑の緑が綺麗だ。4月17日の京都は、そんな季節だった。
春を過ぎつつあるとは言え、盆地の京都は寒暖の差が大きい。昼間は夏の格好で調度よいが、雨が降ったり、夜になると冷え込んでくる。だから夜は冬の格好が必要になる。
桜が散ったとはいえ、相変わらず外国人ビジターが多い京都である。レンズを向ければ9割方が外国人でしょう。今年は例年以上に多いように思われる。
映像機材も人混みで録画を回しっぱなしにしてある。だから何が写るか解らない。それでもストーリー化できそうな意味あるカットを拾い出し、つなげて映像にしている。
映像も、画面構成や編集はデザイン系出身者にとっては容易だが、ジンバルの操作と音源の管理は習熟を要する。とくに街の音を拾う作業は、マイクの性能次第だが、すこしガッカリすることの方が多い。全てのノイズを消し去ることは出来ないし、街はノイズだらけだ。
ジンバルは慣れるしかない。使い慣れるとこれほど便利な道具はなかろうと思う。それにしちゃZHIYUNのCREAN M3は、詳しく説明されていない取扱書だから実際に使用して納得するほかない。実写ではじめてこんなモードだったのかと理解する事が多い。そんなわけで映像制作といってもジンバルの練習のためにおこなっているといってよい。
この日は8時間は使えるはずのジンバルのバッテリーが撮影途中で電源切れになり後は手持ち撮影だった。バッテリーチェック機能がないのは悩ましいね。
ZHIYUO Weebills Sという新しいジンバルがある。私のよりは少し進化している。よいジンバルがあると撮影のしがいがある。映像は、撮影機材性能よりもジンバルやグリップ次第で映像画質が左右される。
次の海外へフィールドワークに出かける機会までに、ジンバルの操作に完熟しておこうというのが練習の目的だ。つまり海外でも映像で記録したいと考えている。
今年も京都の桜を一応撮影したから、この編で京都・桜シリーズも終わりにしよう。
Fieldwork808. KYOTO, rain of scattered flowers/京都・花散らしの雨 4K
SONYα6600,E18-135mm/F3.5-5.6,OSS