Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング746. 小説:小樽の翠658. 1年の真ん中

2023年06月10日 | field work

 さて翠は出勤していった。
6月というのは、みんな仕事に没頭している頃ろう。だから今週は静かだった。遅く目覚めたアチキは夜の飛行機で仕事先に向かう。さすがに感染症が治まってから在宅勤務ですぅートは言いがたい。
だが短大などは2年間マスク姿で、宴会もなく寂しいライフスタイルだっただろう。それは運が悪かったというほかない。アチキの大学は4年生なので、少しは普段の学生達の大学ライフがあるだろう。そんなものに負ける輩とも思えないが。
さて出発するまではいつもの小樽時間。ならば近所の海岸でもスケッチしてからゆこう。初夏の海岸だ。この時期の少し冷たい空気と太陽の日差しがほどよくブレンドされた小樽の海岸である。
・・・
午後も遅くなって空港行きの快速列車に乗るため小樽駅へ向かう。
仕事帰りのマサヒロ君とすれ違う。
「オッス!、餅代稼ぎにいってくる!
マサヒロ「餅代は正月でしょうよ(*^▽^*)」
いまは1年の真ん中か・・・。
・・・
夕方地平線が赤く染まっている頃、飛行機は高度をあげてゆく。遠くに恵庭岳のシルエットがある。山の陰が平地に伸びている。
さて今週も2日ほど仕事をして、小樽戻りだ。
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