Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE940. 帰れない花金

2014年05月16日 | field work
 大阪の徘徊も路地から路地へと歩き回った。路地の入り口に来ると、ここはなんかありそうだという古民家のオーラを感じる。そういうとき路地に入り込むと、間違いなく当たりである。扇形の風窓がいかにも大阪を感じさせてくれる。京都では塀に窓をあけることはないのですね。
 昨日は、朝役所仕事をかたづけて、昼から大学。もう本の整理で埃まみれになった。若いときに読んだ意外な本があって、北杜夫「酔いど舟」、大江健三郎「鯨が死滅する日」、安部公房「内なる辺境」、 ジャン・コクトー「ポトマック」・・・みんな初版本が出てきた。さてどうしたものか。なんの脈絡もない読み方だ。脈絡がないから若いときの読み方なのだろ。それにカースタイリングの2号とか。ルイジ・コラーニのエアロダイナミズムとか。当時の関心の持ち方がわかっていて面白い。建築を勉強しながらプロダクトデザインの垢抜けた感性に憧れていたんだと思った。だからその後の建築設計事務所勤めは3年でやめて大学院に入り、建築の世界を卒業したのだった。
 さて、今日は、午後1時~7時30分まで実習の授業が連続2コマ続くという、タブルヘッダーだ。最近野球でもそんなのないんじゃないかなぁ。
 それが終わると筑波大学の作品展に送る作品を加工しなければならない。なかなか帰れない花金である。だから明日土曜日はゆっくり・・・いや、休めない。朝から大学院の講義である。午後からもつまらぬ予定がはいっている。やれやれの週末出勤である。

大阪市福島区野田2丁目
OLYMPUS PEN E-PM2 M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO200,露出補正-0.3,f4,1/250
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