Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE58. 夏の記憶

2010年09月02日 | Kyoto city
 奈良の東大寺の万灯祭の帰りに猿沢の池付近で見かけた土産物屋である。夜みると裸電球の明かりが、懐かしい雰囲気を感じさせてくれる。そうした一コマが夏の記憶になるのかも知れない。
 少しずつ朝晩は風が出てきて秋かなと思わせるが、日中は暑い日ざしが照りつける京都の残暑である。そういえば、もうしばらく雨が降っていない。世の中で水不足がさけばれるのも、この頃からである。山に登れば、ところによっては渇水期なのだ。京都は琵琶湖の水を引いているので、まだ水不足が叫ばれることは少ないだろう。
 それに今年は本土への台風が少ないように思われる。台風8号まで予報でアップされているが、大方が中国か日本海へ抜けている。雨が少ないのもそうしたことに起因しているのかもしれない。
 太平洋高気圧が日本列島に居座っているので、海水温が高く、日本列島の直近で台風が発生する可能性がある、という話も聞く。台風が発生したら即上陸するかもしれないというわけだ。
 暑いだけ暑く、台風も雷雨もこない、酷な残暑である。今年は、70年ぶりの猛暑を超えるという話も聞く。昔もそんな暑いときがあったのだ。そんな風に季節の変化を気に掛けていると、時間のたつのが随分と長く感じられる。記憶に残るような夏をしていたのは、つい2週間ぐらい前のことなのだ。

奈良市、撮影日2010年8月15日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/60,絞りf4,焦点距離9mm,ISO500,iFINISH
コメント
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