Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE68. 金沢泊まり

2010年09月13日 | field work
 建築学会の富山の大会に参加したが、実は初めて訪れた町である富山市内に宿が取れなかった。建築学会の大会は、十万人ぐらい集まるだろうから、商業集積の小さな都市では、そのようなことが起きるわけだ。そこで何回も訪れた金沢泊まりを余儀なくされた。ここから大会を行っている富山大学へ毎日通うわけだ。
 富山は商業集積の規模が小さいので、大会のスケジュールを記載した冊子が私の手元に届く頃には、市内の宿はすでに満室になってしまったのだ。だから金沢市内にやむなく宿泊した大会参加者は多かったようである。そんなわけで、街の視察、つまりはペンライフも金沢になってしまった。
 最終日、列車に乗るには大分時間があったので、金沢駅から近江町市場、そして尾張町へ歩いていった。ここは、金沢市内でも比較的昔の風景が残されている地区である。といっても、それは限られたスポットしか残されておらず、京都同様に現代建築が多いに入り込み虫食い状態だといってよい。そんな僅かな古い風景の断片をつなぎ合わせてまわるといったほうが正確だろう。
 だから北陸の古都金沢という言葉から想像できる、古い街並みが延々と続くイメージは、伝統的建造物群保存地区の指定がある狭い地域以外には、古い街並みはすでに存在していないに等しいようだ。
 荷物をホテルに預け、二台のオリンパスペンだけを持参し、古い街の断片を捜して歩いた。途中でペンの1台が突然バッテリー切れとなった。 出かけるときはフル充電の表示だったのだが、何日かバッテリーを入れっぱなしにしておいたので、自然放電したのかもしれない。こういうときにボディ二台持参というのは、助かった。
 私のペースで撮影していても、ペンは半日から一日弱使用したら、先ずバッテリーが消耗している考えておいた方がよい。それに撮影に没頭していると、表示は突然といってよいぐらいにバッテリー切れに変わる。コンパクトデジタルカメラ並みのバッテリーサイズで、大きな撮影素子や手ぶれ補正などを動かしているから、やはり消耗は早いのだろう。それに撮影していると、ボディが熱くなるので、やはりパナソニックGF1よりは、エネルギーロスが大きいようだ。
 オリンパスペンは省エネが課題だなと思われた。

金沢市主計町、撮影日2010年9月10日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/60,絞りf4,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH
コメント
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