ようやく昼過ぎに燕山荘にたどり着いてから唯一残っていたラーメンにありつき小休止した。燕山荘はWEBによれば、泊まりたい山小屋NO1だそうである。最近の北アルプスの山小屋は、どこも小綺麗になってきたので、昔の山小屋を知る人間としては、納得できるものがある。
私が行きたくない山に富士山がある。もちろんこれまでに出かけたことはない。その理由は、先ず山小屋が旧態然としていて、あまりにもお粗末である。かっては世界遺産登録へエントリー試みたそうだが、山全体がきたないので、見送られた経緯がある。それは当然のことだろうと私も思う。
それに比べれば、北アルプスの山小屋は、大分設備も改善されてきている。さらに自然環境自体が厳しく管理されており、先ず上高地にマイカーや観光バスは入れないし、山の樹木を持ち帰ることも、人為的に改変することも許されない。
先日も槍ヶ岳の頂上付近で日清食品ラ王のCMの空撮のために、登山者を一時足止めにしたことがあった。これは当然社会的批判をあびて、槍ヶ岳のCMは没になったわけである。あの頂上直下の狭い垂直の梯子のところで、普段でさえ人で渋滞する狭いスペースで足止めされるというのは、むしろ危険に近い。都会のなかで、無理矢理、無礼横行してきた傲慢なCM制作者の態度が、自然環境の前では、なんの意味をなさない。CM撮影者とて登山者と同じ立場であり、それ以上でも以下でもないのである。
そんな富士山や都会人発想の傲慢な態度を他山の石としながら、私は、ザックを燕山荘に置き、ペンだけをぶらさげて燕岳の頂上へでかけた。荷物がないというのはこんなに楽だということを実感した。昼間とはいえ頂上は寒いだろうと予測し、ヤッケの下に防寒着を着ていった。これは正解であった。燕山荘から燕岳頂上まで尾根歩き40分の道のりである。
燕岳頂上、撮影日2010年9月19日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/F4-5.6
シャッター1/320,絞りf11,焦点距離32mm,ISO200,iFINISH
私が行きたくない山に富士山がある。もちろんこれまでに出かけたことはない。その理由は、先ず山小屋が旧態然としていて、あまりにもお粗末である。かっては世界遺産登録へエントリー試みたそうだが、山全体がきたないので、見送られた経緯がある。それは当然のことだろうと私も思う。
それに比べれば、北アルプスの山小屋は、大分設備も改善されてきている。さらに自然環境自体が厳しく管理されており、先ず上高地にマイカーや観光バスは入れないし、山の樹木を持ち帰ることも、人為的に改変することも許されない。
先日も槍ヶ岳の頂上付近で日清食品ラ王のCMの空撮のために、登山者を一時足止めにしたことがあった。これは当然社会的批判をあびて、槍ヶ岳のCMは没になったわけである。あの頂上直下の狭い垂直の梯子のところで、普段でさえ人で渋滞する狭いスペースで足止めされるというのは、むしろ危険に近い。都会のなかで、無理矢理、無礼横行してきた傲慢なCM制作者の態度が、自然環境の前では、なんの意味をなさない。CM撮影者とて登山者と同じ立場であり、それ以上でも以下でもないのである。
そんな富士山や都会人発想の傲慢な態度を他山の石としながら、私は、ザックを燕山荘に置き、ペンだけをぶらさげて燕岳の頂上へでかけた。荷物がないというのはこんなに楽だということを実感した。昼間とはいえ頂上は寒いだろうと予測し、ヤッケの下に防寒着を着ていった。これは正解であった。燕山荘から燕岳頂上まで尾根歩き40分の道のりである。
燕岳頂上、撮影日2010年9月19日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/F4-5.6
シャッター1/320,絞りf11,焦点距離32mm,ISO200,iFINISH