富山市中心部には、市内15箇所のステーションから、あらかじめ登録した利用者が自由に自転車を借り出し、任意のステーションに返却できる「アビレ」と呼ばれているレンタサイクル・システムがとられている。月々の使用料が4~500円程度である。
こうしたシステム自体は、パリでも行われている「ヴェリプ」があるので、目新しいことではないが、都心への自動車の流入を抑制し、あわせてCO2排出量を削減しようというエコが目的でもある。
京都なども都市規模の面から言えば、自転車で大方のところに行けるので、自転車の往来は昔からかなり多いのであり、立派な自転車都市である。
最近、京都の都心の商業ビルなどは、消防用の連結送水管あたりを除いても、エントランス周りに相当のスペースがあるにも関わらず、駐輪禁止の警告をだしているビルが都心の烏丸地区あたりには大変多い。さらに歩道は歩行者の通行の邪魔だという観点から、路上の放置自転車は、撤去するという警告がだされている。
こちらとしては、放置してあるのではなく、買い物をするために駐輪しているのであるからと油断していると、みんな持って行かれてしまう。放置と駐輪とは、言葉の意味が全く異なるが、作業員は日本語の基本がわからないので、みんなトラックに積んで持って行ってしまう。もちろん後で3000円の罰金を払って返してもらえるが。
世界で最初にエコ実行宣言というべき京都議定書を、とりまとめた都市としては、全く方向違いの施策が今もとられている。
さて富山市のアビレだが、利用状況はというと、予想外に低いのではないかと推測する。それはパスで使える利用時間30分というのは、ステーションからステーションへの移動を主に想定しているのだろう。それでは買い物はできないし、荷物を抱えた利用者には不便だ。第一鞄の入らない買い物籠は小さすぎるよ。利用時間帯を伸ばし、店舗の前でも置けるような、寛大な施策が必要なのである。それにステーションは、都心フリンジ部に位置する駐車場に併設した方が効果があるだろう。
富山市、撮影日2010年9月9日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/125,絞りf4,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH
こうしたシステム自体は、パリでも行われている「ヴェリプ」があるので、目新しいことではないが、都心への自動車の流入を抑制し、あわせてCO2排出量を削減しようというエコが目的でもある。
京都なども都市規模の面から言えば、自転車で大方のところに行けるので、自転車の往来は昔からかなり多いのであり、立派な自転車都市である。
最近、京都の都心の商業ビルなどは、消防用の連結送水管あたりを除いても、エントランス周りに相当のスペースがあるにも関わらず、駐輪禁止の警告をだしているビルが都心の烏丸地区あたりには大変多い。さらに歩道は歩行者の通行の邪魔だという観点から、路上の放置自転車は、撤去するという警告がだされている。
こちらとしては、放置してあるのではなく、買い物をするために駐輪しているのであるからと油断していると、みんな持って行かれてしまう。放置と駐輪とは、言葉の意味が全く異なるが、作業員は日本語の基本がわからないので、みんなトラックに積んで持って行ってしまう。もちろん後で3000円の罰金を払って返してもらえるが。
世界で最初にエコ実行宣言というべき京都議定書を、とりまとめた都市としては、全く方向違いの施策が今もとられている。
さて富山市のアビレだが、利用状況はというと、予想外に低いのではないかと推測する。それはパスで使える利用時間30分というのは、ステーションからステーションへの移動を主に想定しているのだろう。それでは買い物はできないし、荷物を抱えた利用者には不便だ。第一鞄の入らない買い物籠は小さすぎるよ。利用時間帯を伸ばし、店舗の前でも置けるような、寛大な施策が必要なのである。それにステーションは、都心フリンジ部に位置する駐車場に併設した方が効果があるだろう。
富山市、撮影日2010年9月9日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/125,絞りf4,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH