Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork801.The city of Kyoto with flower blowing/花吹き入れて京の街

2023年06月15日 | field work


 


 「花吹き入れて」は、17世紀の日本の俳人、松尾芭蕉が用いた言葉で次の俳句がある
「四方より花吹き入れて鳰の海」
鳰とは「にお」と読み、カイツブリの事である。
 京都の街も、サクラが散り始める頃である。私は、夕方、日課である散歩に出かけた。東山から八坂神社まで。
桜が散り始め新緑の鮮やかな緑の色が目立ってきた。
そんななかを数多くのビジターがいた。
その多くは外国人達である。
そして着物姿が多かった。
よく似合っている。
そう思いながら、私はビジター達の間を通り過ぎた。

"Flower blowing put" is a word used by the 17th century Japanese haiku poet Basho Matsuo, and there is the following haiku.
"Flower Blowing from All Directions and the Sea of Nio"
Nio is read as "ni" and means grebe.
The cherry blossoms are starting to fall in the city of Kyoto as well. In the evening, I went out for a walk, which is my daily routine. From Higashiyama to Yasaka Shrine.
The cherry blossoms have begun to fall, and the vivid green color of the fresh green has become conspicuous.
There were many visitors there.
Many of them are foreigners.
And there were many kimonos.
looks good on you.
With that in mind, I passed by the visitors.

Fieldwork801.The city of Kyoto with flower blowing 4K
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6

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ドローイング750 小説:小樽の翠662.幕間 少し濃厚に描く

2023年06月14日 | field work

 ブログのイラスト制作シーズ、今回は少し濃厚な描き方を試みた。6月7日「ドローイング743.小説:小樽の翠655.夏が来ようとしている」のイラストの制作過程の映像化。
 濃厚というのは描く要素が多い事、そして絵具も一寸増えるほか、パレットを作成しており、例えばこのlemonyellowとheolioturquoiseを混色すると、新緑ならではの大変発色が良いグリーとなるなど、混色する面白さがある。
 このパレットの中の色を使えば、そこそこの効果は期待出来る。しかし描いていて、もっと黒に近い色が欲しいと思いsepiabrownを使ったら、一寸画面全体の発色が落ちてしまった。これは後悔。まあええかの気分である。
 私の絵具も基本色と私が呼んでいる10色もあれば十分だが、いわゆる特色絵具を用意している。sepiabrownもその一つだ。
 しかし私は黒(blac)の絵具は持っていない。黒を使うときは混色で使う。例えば基本色のsapgreenとbrilliantvioletで黒を表現するといった具合に。
 こうした組み合わせは絵具の数だけあるから、混色も相当な数にのぼり、覚えきれない。必要に応じて試す他ないだろう。そのあたりが絵具の面白さである。

ドローイング・少し濃厚に描く NO750. HD 1080p
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ドローイング749. 小説:小樽の翠661.幕間 人体と芸用解剖学

2023年06月13日 | field work

 6月5日ブログ「ドローイング741.小説:小樽の翠653.ツカモッチャン先生と裸の王様論」の人体のイラストの制作過程を映像化しました。
 絵画では、人体を描くときに体の芸用解剖学の知識が必要になります。解剖学は、古代ギリシャからあったと私は記憶していますが、ルネッサンスの頃にレオナルド・ダ・ビンチが解剖学のノートを残しています。トップ画像は、その一部です。
 今は科学の時代ですから、こうした古書をあさる必要は無く、十分説明された解剖図が数多くあります。
 出典の蘊蓄はおいといて、デッサンを描く場合に見えてくる人体の表層の筋肉に関する知識は必要です。多くの人体に筋肉が見えるわけではありませんし、まして女性の人体ですと脂肪で筋肉が目起つということは少ない場合もあります。だからといって無視して良い知識ではなく、やはり勉強した上で人体を描くというのが絵画のセオリーです。
 映像ではクロッキー帳から人体をコピーし、実際よりははるかに筋肉質的な描き方をしました。こんなモデルさんはいませんが、デッサンとしてみれば勉強しましたというところでしょうか。
 こうした人体を勉強する以上、全て描くというのが原則です。なかには性器を書くのが恥ずかしいと躊躇する人もいますが、モデルさんは剃毛してまでモデルになって全部あらわそうとしているのですから、描かないとモデルさんに対して失礼にあたります。それにダ・ビンチの解剖学には男女のセックスをしているときの断面図も描かれていたと聞きます。
 こうした人体で美しいのは、やはりギリシャ彫刻でしょう。それはデッサンを学ぶ人達の必須モチーフです。筋肉的に美しいのはラオコーン像ですが、個人的にはマルス像が格好良い。筋肉質でありながら知性的な顔立ちは、男の理想型をあわわしています。こちらはマルスほどの肉体美ではないにしても、健康な身体と知性的な考え方の両方が備わっていること、それが男の目指すべきライフスタイルといってもよいでしょう。

画像出典:マーティン・クレイトン , ロン・フィロ、 共著:森田義之, 小林もり子 訳:レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿A」 人体の秘密にメスを入れた天才のデッサン、グラフィック社、2018年.

ドローイング・人体と解剖学no749
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ドローイング748. 小説:小樽の翠660.幕間 翼君の海のコテージで の制作過程

2023年06月12日 | field work

 6月4日「ドローイング740.小説:小樽の翠652.翼君の海のコテージへ」のイラスト制作過程を映像化しました。
 絵画の技法の一つであるスパッタリングを用いた。歯ブラシなどを金網でこすりだして点描画風表現のための技法だが、ここではブラシを指ではじいただけである。それによって海岸に打ち寄せる波飛沫を表現した。
 海岸のコテージの設定だからといって海を描く必然性はない。海が見えるのではなく感じさせればよいだろう。だから海を描かずに海の空気を表現するためにスパってリングという技法を用いたのが、ここでの意図。
 ロケーションは、翼君と陽茉莉さんのカップルの拠点である海沿いのアジトのコテージであり、小樽の近くといえば銭函海岸あたりを想定している。
 実際の銭函海岸にゆくと空間の広がりが違うから失望するかもしれない。だからドローイングで美しい設定に作り替えてしまった。現実の風景などというものは、失望させられる場合が結構ある。だから絵の中で再構成してしまうわけである。そこがドローイングの素晴らしいところだ。
 この小説の舞台である小樽だってドローイングでは、実際のスタイルとは異なり作り替えた部分が多い。だから私達のイメージした世界と現実に見た世界とは当然ギャップがある。だからドローイングの操作の中で大いに作り替えて、私がイメージした小樽になる。つまり現実の姿の一部を借りて、私の世界へとクリエイションしてゆくことができる。そこがドローイングと写真の違いの一つだろうか・・・。
翼君の海のコテージで HD 1080p
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ドローイング747. 小説:小樽の翠659.幕間 首夏の海の制作過程

2023年06月11日 | field work

 6月1日のブログ「小説:小樽の翠649.首夏の海と妄想の人」のイラストを映像化しました。
 数年前に、この時期の小樽に出かけた事がある。海は空と同化するような青々しい風景だった記憶がある。
 このスケッチの位置は、余市漁港あたりからの東側の風景を参考にしている。実際にこの位置には出かけていないので地形図を参照した。小樽の山の背後に石狩湾をはさんで遠くに札幌以東の山が見えると想定した。
 今回のドローイングの特徴は2点ある。
 先ず水面の反射を表現するためドラフティングテープでマスキングしていること。1mm位の幅にカッティングして、あとはこれまで通りの着彩である。水面反射をテープでガードするか、あるいは後からホワイトで塗るかの2択である。塗らずにすめば、それに越したことはない。
 あとはドラフティンクテープの粘着力だ。もともと剥がせる事が前提のテープなので完璧にマスキングできるかは運次第。そこは指でしっかり押さえつけるほかないだろう。
 もう一つは普段使わないシュミンケのコバルト・ブルー・ライトという少し発色の高い絵具を使用したこと。画像は、その他、コバルト・ブルー・ターコイズ、スカーレット・レッド、レモン・イエロー。その他サクラ絵具のホワイトを少量。
 バレットに残されている混ざり合った絵具が調度よい具合に彩度の低い色を生成してくれる。このあたりが一番使いやすい状態だ。
 あとは刷毛で空の部分だけ水を塗り重ね朝焼けの空気を表現した。その後は絵具と水の反応を見ながら筆を進めた。最後にドラフティングテープ剥がし完成とした。もう少し雲を表現したいなと思ったところで筆を止めるのも透明水彩絵具ならではの使い方だろう。
首夏の海 HD 1080p
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ドローイング746. 小説:小樽の翠658. 1年の真ん中

2023年06月10日 | field work

 さて翠は出勤していった。
6月というのは、みんな仕事に没頭している頃ろう。だから今週は静かだった。遅く目覚めたアチキは夜の飛行機で仕事先に向かう。さすがに感染症が治まってから在宅勤務ですぅートは言いがたい。
だが短大などは2年間マスク姿で、宴会もなく寂しいライフスタイルだっただろう。それは運が悪かったというほかない。アチキの大学は4年生なので、少しは普段の学生達の大学ライフがあるだろう。そんなものに負ける輩とも思えないが。
さて出発するまではいつもの小樽時間。ならば近所の海岸でもスケッチしてからゆこう。初夏の海岸だ。この時期の少し冷たい空気と太陽の日差しがほどよくブレンドされた小樽の海岸である。
・・・
午後も遅くなって空港行きの快速列車に乗るため小樽駅へ向かう。
仕事帰りのマサヒロ君とすれ違う。
「オッス!、餅代稼ぎにいってくる!
マサヒロ「餅代は正月でしょうよ(*^▽^*)」
いまは1年の真ん中か・・・。
・・・
夕方地平線が赤く染まっている頃、飛行機は高度をあげてゆく。遠くに恵庭岳のシルエットがある。山の陰が平地に伸びている。
さて今週も2日ほど仕事をして、小樽戻りだ。
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ドローイング745. 小説:小樽の翠657. シングルマザーのコンテスト

2023年06月09日 | field work

 翠とエアロビクス教室で待ち合わせだった。
有酸素運動も一定の間隔でおこなっていると体に効果がある。
しかし概してスポーツは目の前の風景がいつも同じだから、芸術系のアチキには退屈なんだな。アメリカのテンポの速いサウンドが退屈な心の支えだ。
そんなのでよくスポーツの練習が出来ると感心している。
まあそれでも余分な水分を放出したので体は軽い。
帰りに房ちゃんの店で夕ご飯をたべて家に帰れば一日が終わる。
・・・
翠「明日は、アチキが仕事場に向かう日だよね」
そういって翠がベッドに潜り込んできた。
翠「アチキがいないと寂しい!!」
おおっ!、そういって体をすり寄せてきた。
「まあ、仕事をしなければなりませんから・・」
そういいかけて、翠が唇を寄せてきた。
翠の片方の手がアチキのスウットのしたから潜り込んでペニスを握っている。
何のかんのといっても女はエッチが大好きなんだ。
いや!、愛する了解を取り付けたらなんでもしてくれる。
・・・
「シングルマザーのコンテストがあるんだって」
翠「シングルマザーといったら経産婦だよん」
「じゃ翠は資格があるじゃん。これ!」
そういってスマホ画像を見せた。
翠「みんな体が締まってる。格好いいじゃん!!!」
「エアロビクスで鍛えたという感じ」
翠「みんな美ボディだよん」
「これで新しい金持ちの旦那を探そうというわけだ」
翠「これなら子供がいても魅力的だよなぁー。でも私はアチキがいるからパス」
そういってスウットを脱いで・・・
翠「入れよう!」
もう準備が出来ている翠の体に入れると、目をつぶってウグッと身体がそって・・・。
きっとその瞬間がすきなのだろう。
そして胯間をこすりつけるように骨盤を動かしてくる。
翠「ううっ、ううっ、子宮が欲しがっている・・・・」
子宮も精子という餌が必要なんだ・・・
翠の爪が背中に食い込む。
やがて胯間をピタリと付けたまま、痙攣して仰け反る。
・・・
翠「ああっ、いってぇー」
子宮口の気配を感じると撃ちはなった。
そうすると、餌を与えられた子供のように子宮は静かになっていった。
そして、翠を抱き寄せたまま眠ってしまった。
・・・
夜空が青く晴れている。
初夏の小樽の夜である。
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ドローイング744. 小説:小樽の翠656. クリエーターの卵達の朝

2023年06月08日 | field work

 美希姉ちゃんと直人君が同棲している札幌の小さなアパート。
直人「目覚めたかなぁー!?」
美希「ーーーうーーん」
直人君の指が美希姉ちゃんの胯間をはっている。
次第にうるうると濡れてきて形が崩れたように柔らかくなってくる。
直人「エッチな夢でもみているかなぁー」
美希「ああっーーーー、なんだよ、昨日遅く帰ってくるから貯まってるんだぁ・・・」
直人「昨日は実習の講評会で夜まで続いたよ」
美希「美術系の講評会は、時間制限無しだねーーー」
直人「みんな最終電車で、あわてて帰ったもん」
美希「ゆんべは待ち遠しかったなぁー」
直人「美希、もう濡れているよ!」
美希「ああっ、やだぁーー、ホントに燃えちゃうよ」
直人「じゃあ、朝の一発!!!」
美希「ひぇーーっ」
そういって美希ねぇちゃんが向きを変えて・・・・
美希「しよっ、昨日の分も含めて・・・・」
表通りを駅に向かう人の気配が漂う。
硝子一枚隔てた朝陽が差し込む美希姉ちゃん達の部屋では、直人君と絡み合って異質な世界が広がっている。
美希姉ちゃんの嗚咽が激しくなってくる。
美希「直人、うってぇーーーーー」
直人君が撃ち放ち、二つの体が痙攣して布団に沈む。
・・・
美希「あら、やだ、もうこんな時間。ゆかなーくちゃ。直人!、着替えよう!」
直人「ううっ、体が怠い。力が入らない・・・。1時限目から教育心理学の座学だぁー」
美希「さあ、起きて!、起きて!!、出かけるしたくしよ!!!」
もちろんいつまでも寝ていたいが、社会はそうはさせてくれない。そこが若いカップル達にとっては、つらいところである。
直人君が怠そうに立ち上がると、フラッとしている。
美希「オイオイ、大丈夫かよーーー」
こういうときは女の方が元気だ。
そうやってパンをくわえながら二人で着替える。
二人ともクリエーターを目指しているから、いつも規則正しくというわけにはゆかないのだ。
まあ世の中のカップル達の朝ってこんなもんだろう。
外に出ると朝の光が差し込んできた。
美希「君は講義の時に寝ているよねぇー」
直人「多分疲労回復に努めている。午後から元気になるんだ」
クリエーターの卵達の朝は、そんなもんだよ。
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ドローイング743. 小説:小樽の翠655. 夏が来ようとしている

2023年06月07日 | field work

 最近翠の病院も感染症の流行が納まっているので平時の勤務態勢が多い。今日も日勤だから朝から出かけている。
 夕べ翠と激しく燃えたのだから体は怠い。遅く起きたアチキは、翠のつくってくれたサンドイッチと珈琲で朝の緩い時間を過ごしている。もちろん緩いのは、世間ではなくアチキだけなのだが。だから郊外へスケッチに出かけようか。
 山の方へレンタカーを走らせると、あの真っ白な雪が全て消えて初夏の景色が広がっている。すごい気候の差だ。一気に春、そして夏が来ようとしている。
 描き終えると街へ降りて遅い昼飯にしよう。さていつものコロンビア珈琲でハンバーク定食だな。ここで昼を食べると大きなソファーだから午睡したくなる。そしていつものように赤ん坊を連れたナロナロとした格好の玲香姉ちゃんおこされる。
玲香「アチキー・・・、あっ眼が覚めた(*^▽^*)」
「オッス、いつものように心地よく昼寝をしていた。ジュニアは随分大きくなったじゃないか・・・。あのお家で出産した光景がいまでも鮮明に記憶があるよ」
玲香「あら、アチキ、あのとき来たっけ?」
「夜中に翠から電話があってさあ、それで起こされて、夜中におにぎりの差し入れをもっていった」
玲香「全然覚えてないわ・・やだ!」
「そりゃ、そうだよ。みんなに取り囲まれてなんか賑やかでさあ、奥の方で大の字になって寝ているんだもん」
玲香「超重労働だったからねぇーー(*^▽^*)」
「お家の出産風景もなんか愉しそうだったよ・・・」
玲香「だってさあ、産気づいたときマサヒロ君が来てくれなければどうなったかと思ったもん」
「マサヒロ君はおじいちゃん達がつくったなれ寿司を届けにいったんだもん」
玲香「そいでヘルプしたら、今度は産婆さんを担いできたもんね。アチキのようによく寝てよく食べるからさ発育も早いよ」
「だよね。背中でふんぞり返っている。元気な証拠だ。今日も病院勤務かなぁー」
玲香「そうだよん。毎週今日は夜勤日なんだ」
「翠と交代か・・・」
玲香「感染症もなくなってきたから、いつもの平和な病院。といっても救急患者は来るけどね」
「平和なうちに帰りますか・・・」
玲香姉ちゃんと世間話をしながら入船の通りを家路についた。
結構長い1日だったけど、まだ空は明るい。
・・・
梅雨がないから、そのまま夏になる感じが心地よい小樽である。

追記
テニス全仏オーブンのハプニング
YAHOOニュースJAPAN
「加藤未唯/アルディラ・スチアディ(日本/インドネシア)組とマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組が、ベスト8進出を懸けて対戦。その第2セットの第5ゲームで、スチアディがリターンをミスした直後に、加藤が相手コート側へ軽くボールを打ち込んだ。その球が相手ペアにボールを渡そうと待っていたボールガールの頭部に直撃したのだ。」
結果は、ジュジュ主審は危険な行為だったと判定を覆して失格処分とし、試合終了を宣言。全仏主催側から今大会で獲得した賞金とランキングポイントを没収。これを廻って世界は賛否両論。
・・・
 私が思うに、加藤はなぜ試合を即座にストップさせ、すぐに少女のところに駆けつけ医者をよぶなどの対応をしなかったのだろうか?。一流の選手だったらそうするだろう。例えそれがパフォーマンスだったとしても世界からは支持される姿だ。
 審判に警告され、それから渋々謝りにゆく姿は、やはり形式主義日本人の根性をかいまみた思いがする。ええっ・・不服で反論するって。火に油をそそぐというやつか・・・。
 つまりテニスの試合なのか、少女の怪我なのか、どちらが大切かと言えば後者なのである。そこがわかってこそプロでしょう。日本人も甘かったね。
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ドローイング742. 小説:小樽の翠654. 小樽の心地よい季節

2023年06月06日 | field work

 小樽は、梅雨がない。だから初夏の陽気が続いて次第に夏になる。
夕飯を食べたら、まあ酒を飲みつつ布団でゴロリか・・・。
翠が風呂から上がってきた。
翠「女の人が脱ぐところって男の人は好きだよねぇー」
「まあ、よい眺めだと思っています」
翠「自分で脱ぐのと、アチキが脱がせるのとどっちがいい?」
「はあ!????、つまり自分で脱ぐと、さあ一発やっちまうか・・・。なんか家事のついでにセックスもかたづけようという気分かな?。逆に脱がせると、その前に燃え上がっていてラブラブ状態が高まって脱がせる感じかな、若いカップル向きだな」
そういって翠はスウットを脱いで、アチキの布団に潜り込んできた。
「なんだよ、答える必要は無かったか・・・・」
翠「自分で脱ぐときは、もう、やりたくてたまんないときだねぇー」
「なんだそういうこと・・・」
そういって翠がアチキのペニスを刺激して立たせている。
「女もしたくなるときがあるんだな・・・」
翠「そりゃ、あるよ。こんな気候のよい時なんか、子宮が疼くんだろうなーー」
翠の手がかろやかに上下している。さあたてて精子を沢山つくろうという仕草だなぁー。まあそうしているうちにチャージするんだけど・・・」
翠「いつも貯まっている状態じゃないんだ?」
「毎日していて貯まることはないんじゃない。若い男の子なら女のみただけで、妄想の映像が頭を走り抜けてチャージしまくりだけどさ・・・」
翠「いつも即応体制じゃないんだ」
「なんか忘れてない!」
翠「あら、そうかしらん?」
「だからあ、話題があって、キスがあって、気分が高まって、それから脱がせて・・・という前戯が?」
翠「きぉはー、忘れてたん。アイラブユー・・」
そういって翠がキスしてきた。
「エッチな会話とか・・・」
翠「看護師は即物的だもん・・・、じゃ会話の代わりにお口でする・・」
そういってアチキのペニスをくわえて、翠の頭をグイッと押しつけて・・・
翠「ゲホ、ゲホ、ゲホッ・・・もううっうーーん」
そうしているうちに、次第にチャージしてきた。
翠の体に入ると、クグッと仰け反る感じ・・、そこがアチキは好きなんだけど・・・
奥まで入れると翠が目を見開いてアチキを見つめている。
翠「もっと奥まで入れて・・・」
ウウッ、と疼いている。
翠が腰を少しずつ動かしながら子宮口に当てようとしている。
翠の骨盤が微動しながらアチキが吸い込まれてゆくようだ。
それってアメリカの戦闘機の空中給油みたいだな。
ピタリと定位置に納まったら翠が骨盤をアチキにピタリと吸い寄せる感じ。
飲み込まれてゆくような感じもする。
翠があえいでいる。
翠の指が背中に食い込む。
翠「ああっ、背中をひっかいちゃいそう」
翠「ああっ、クル、クル、クルーーーー」
そういった途端に翠の体が痙攣している。
その最中に翠の子宮口めがけて撃った。
しばらく翠の体が激しく上下している。
翠「うっうーーん、いった・・・・」
そのまま脱力して翠の体の上に被さる。
凹凸のような翠の体が心地よい。
初夏の冷たい風が二人の上をぬけてゆく。
・・・
小樽の心地よい季節が始まった。
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ドローイング741. 小説:小樽の翠653. ツカモッチャン先生と裸の王様論

2023年06月05日 | field work

 夕方になると家仕事の限界で散歩に出る。ツカモッチャン先生のところへ遊びにゆこうか。
 ツカモッチャン先生の美術準備室へゆくと、デッサンが沢山転がっている。この年になっても訓練を怠らない先生だ。だから感性が若い。ひとしきりデッサンの話題を話の魚にして・・・。
ツカモッチャン先生「絵画の世界でも体表面の筋肉は表に出るから、勉強しないと人物画にはならないですね」
「だって解剖学なんか気持ち悪いし性器なんか描くのが恥ずかしい。それってモラルの欠乏だよって言われるぐらいだからさ。世間の勘違いはさ・・・」
ツカモッチャン先生「絵画の世界は、普通の人たちからみると勘違いされていることが2つあってね。それは社会的には、全然知らない人たちもいるんですよ・・・」
「アチキだったら、社会認識で欠けているとすればデッサンと芸用解剖学が必要かなあー」
ツカモッチャン先生「そうだよね。その2つを押さえておけば絵画の道に進めるということです」
「多くの人たちは、石膏の球体や四角形なんか描いてどこか面白いんだろうと疑問に思っているさ」
ツカモッチャン先生「そこが勘違いの元ですよ。趣味の絵画スクールなんか、そんなこと教えたら生徒さん達がこなくなるもん」
「普通の人って努力して学ぼうとする姿勢がないよねぇー。でも古代ギリシャの時代から、そしてレオナルド・ダ・ビンチも解剖学を勉強した。そのダ・ビンチ・ノートがイギリスの博物館にあるよね・・・」
ツカモッチャン先生「歴史を学べばすぐに解る事なんですけどねぇー。努力して勉強する精神を忘れちゃアカンでしょう・・・」
「だからいきなり美大を受験しようとすると、デッサンを勉強する必要があること自体が社会的に認識されていないから、勉強しないまま実技試験を受けている人がまれにいる」
ツカモッチャン先生「それってまわりからみれば超恥ずかしいよね。多分自分は絵が旨いんだと回りから言われているんでしょう。それって解る人から見れば大変恥ずかしいけど、本人は気がついていない。つまり裸の王様ですよ。社会は、そんな勘違いで突っ走るからねぇーー」
・・・・
そんな話が続いていた。
まだ山の際が明るい。随分と陽がながくなった。
そんな初夏といってもよいぐらいの季候が良い小樽である。
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ドローイング740. 小説:小樽の翠652. 翼君の海のコテージへ

2023年06月04日 | field work

 今日は翠も日勤だから朝から出勤していった。
さてアチキは思案していた。そうだ!、冬の間ご無沙汰していた海岸のスケッチにでかけよう。そして翼君の海のコテージにも顔をだしてみよう。
 銭函海岸まで来ると、いつものコテージがある。
翼君が夏の開業準備をしていた。
「冬はどうしていたの?」
翼「冬は家に帰っていました。時折管理する必要があるから、アルバイトを兼ねて光凛と逢い引き(*^▽^*)」
「冬はきつかった?」
翼「そりゃ、しばれたねぇー。でもあの吹雪く景色は印象的だけどねぇー。だって光凛といると建物が揺れるんだもの。すごかった」
「そう、幾つになったんだっけ?」
翼「高2ですーー」
「ソロソロ将来の進路!・・ああっ、もう決まってるか・・・」
翼「卒業したら沖縄でダイビングのインストラクターの資格をとって、しばらく沖縄で光凛(ひかり)と一緒に暮らすかなぁー」
「ほう!。そりゃ小樽と大違いだよね・・・。水産高校卒業したら沖縄でダイビングのインストラクターですかぁー・・・」
「光凛さんはどうするの。たしか水泳部の選手だった?」
翼「水泳の競技にでるのは最近関心がない。だって全国大会になると、もうすごい選手ばかりでしょう。やっぱ光凛はピラミッドの底辺だよん。だから一緒にインストラクターの資格をとることにしました」
「水産高校だから20トン未満の小型船舶の資格は取れたし、あとはダイビングのインストラクターの仕事を二人でしようというわけ。まあ1年ぐらいは新米です・・・」
気がつくと翼君が珈琲を入れてくれていた。こういうところに気がつくのだから、やはりダイビングのインストラクターは向いているのだろう。
「同級生達はみんなどうすんだろう?」
翼「甲板員か漁師です。漁師なんか卒業すると即結婚式をして家業を継ぐのが多いかな」
「みんな早婚なんだね」
翼「うん、だって一人で出来ないことも二人なら出来るって事が多いでしょう。甲板員のように大きな会社に勤める人は別として・・・」
そんな話をしていたら、すでに陽が沈んでしまった。
「さて、アチキもお家に帰りますー」
そういって翼君が管理をしているコテージを後にした。
銭函の駅まで少し歩くけど、心地よい風が顔を撫でてゆく。
やはり海は気持ちがいい。
冬の間ご無沙汰していた海である。
・・・
駅に着く頃には暗くなっていた。
さて翠も帰っている頃だろう。
初夏の小樽である。
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ドローイング739. 小説:小樽の翠651. 神と契約しない複数恋愛の国

2023年06月03日 | field work

 マサヒロ君の実家のアトリエでクロッキー教室だ。モデルさんはジェシー。絵画用のモデルクラブが小樽にはないから、札幌から来てくれるだけでもありがたい。
・・・
帰りしなジェシーを駅まで送る道すがら・・・
「ジェシーに一つ尋ねたい」
ジェシー「アチキの話だから下ネタだな」
(*^▽^*)
「今の恋人は何人目?」
ジェシー「!???、HOW?」
「だからねー、日本は複数恋愛だからジェシーに聞いてみたくなった」
ジェシー「もちろん初めての男だよーーー」
ジェシー「初めての男だったのか。それで結婚したわけだ」
ジェシー「あのなぁー、アメリカじゃ恋をするというのは結婚することが前提なのだよ。結婚の目的もないのに恋はできないでしょう。だから愛して結婚したら死ぬまで旦那さんや奥さんを愛するのがフツーだよね。神が与えてくれた最愛のパートナーなんだから。それを神と契約したのだよ!!!」
「単数恋愛なんだ・・・、パパもママも?」
ジェシー「もちろん親たちは今でもラブラブで愉しそうだよ。私の家族は、カソリックだから恋をして結婚したら一生続くのがあたり前さ。何!、日本じゃ複数恋愛だって?。これわからない。何回も恋が出来る日本人???。つまり日本の女は娼婦かぁーー!?」
「日本人は、神と契約していない。」
ジェシー「神道だろ。神じゃなかったのかよーーー」
「産めよ増やせよとはいったけど、恋愛については何も言わないよ」
ジェシー「うん!?、初めてのセックスをしたら、ずっと一緒に人間をやるんじゃなかったのか?」
「誰の子供でも良いから沢山つくって農作物を増やすことに努めなさいというのが神のご要望だ。だから神棚にお米や農産物を供える」
ジェシー「何?、誰の子供でもよいだって?。随分といい加減な奴だなあ」
「昔、里親制度というのがあった。子供が邪魔になったら親戚に預けるというやつだ」
ジェシー「無責任な神だなあ。それで日本人は幸せか?」
「結婚しても、仮面夫婦が多いよ」
ジェシー「何!、好きでもないのに結婚するのか?」
「年頃になったとか、親がうるさいとか、それで仕方なく結婚する仮面夫婦が多いよ」
ジェシー「好きでもないのにセックスするのか。やっぱ日本の女は娼婦だな。娼婦!、娼婦!!っと。うちらは愛する旦那とセックスする必需品を買いにゆこう」
「ゴムじゃなくて・・・お肉ね、牛の!!!」
ジェシー「OH YES!、ゴムはある。だからお肉だ!!!」
ジェシーと閉店間近のスーパーで最後のステーキを調達した。
ジェシー「肩ロースだ。娼婦、娼婦っと・・・・」
「いわなくてもいいのにさ・・・(*^▽^*)。
ジェシー「グッバイ!!、いい加減な神様!!!」
そういってジェシーは札幌行きの快速列車にむかった。
・・・
小樽の夜も、春のなまめかしさが漂う。
神と契約しない複数恋愛の国に、春がやってきた。
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ドローイング738. 小説:小樽の翠650. 立っているから立てられなかった

2023年06月02日 | field work

 午後小樽公園の定点観測場所のスケッチを描いて、地獄坂を降りてゆくと、待ち構えたように小春につかまる。
「おっス!!」
小春「あのねえ、ユウ君が最近元気が良すぎるんだ」
「うん!?、なんだそれは??」
小春「お昼を食べてからいつも机でうつむいているの?。それで先生がユウ君じゃあ、この問題を黒板で解いてくださいって先生が指名するじゃない。すると今日は足を怪我して、立・て・な・いですぅー、といってパスするのよ!」
「それで、元気なの?」
小春「続きがあるの。小春は昼間の体育の授業で怪我でもしたんだろうか、と思ってユウ君をみると机にうずくまっている感じ。ナンが変だなぁーと思って見ていたんだ」
「体調不良は中学生に多いからさ。体のメカニズムが大人になろうとしているから体内環境が変化し続けているんだうねぇー。それで元気印は?」
小春「だってさあ、部活がないとユウ君が『小春、早く帰ろ!!!』といって暖かいのにコートを羽織って私をせかすんだ。なんでそんなあわてて帰るんだろうと思ったの」
「ほう!」
小春「でねユウ君が言うには、『お昼を食べると急にムラムラしてペニスが立ったままなんだって』。それで先生から指名されても立てなかったのか・・・、と私は理解したよ。男の人も突然立つんだぁー」
「つまり立っているから、立てられなかったというわけか・・・」
小春「だから急いで学校から帰ってユウ君の家に行くじゃない。すると玄関にはいるとすぐに小春!、待ちきれないっていって私のスカートとパンツを下げて私の胯間に手を差し込んでくるのよ『これが待ち遠しかった。授業中に夢で見ていたもん!!』なのよ!。それで手をクネクネとさせて私も気持ちよくなるじゃん。お部屋へゆこうよといったけど、ユウ君がこぼれるーー『だき地蔵だ!』といって私を抱きかかえて入れてくるわけ。それで私もここ玄関だからっていってユウ君のペニスの尿道の上をグッと押さえつけたの。そしたら青い顔して、うううーーーんとうなっていたの。だけど指先に強い力でドクドクと感じるのよ。ああっ、もういっちゃたんだーーーー。そんな感じなのよ。・・・」
「ほう、素晴らしいじゃん」
小春「でっ、まだ先があるんだ。お部屋に私を抱えっていって『いまのは前戯だよん』だって。それからまた激しく燃え上がるわけ・・・。なんか精子のタンクがすぐに一杯になってあふれ出すみたいなの。それでようやくいつものユウ君になるわけ」
「健康なんでしょうーーー」
小春「男の人も大変ねぇー。すぐにタンクが一杯になるじゃん!」
「精力のつく物を食べさせているからだろう!?」
小春「夜ユウ君のママが帰ってくるじゃん。すると小春の料理に目を細めて喜んでいるもん。ブロッコリーにアボガドにアスパラガスでしょ。それに山芋は欠かさないよね。牡蠣もよく食べるし」
「おおっ、モロ精力源ばかりじゃん」
小春「もっと精子を貯めるタンクを大きくできる食べ物はないの!?」
「うーーん・・・それはちと聞いたことがないなぁー」
・・・
小樽も春である。
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ドローイング737. 小説:小樽の翠649. 首夏の海と妄想の人

2023年06月01日 | field work

 北国の春は短く、春が来た、桜が咲いたといっているうちに、すでに首夏の頃を過ぎようとしている。首夏は旧暦の4月だから、今の暦では5月を過ぎたころだろう。小樽は梅雨がない。
 アチキは、夕べ仕事先から小樽に戻ったところだ。今朝は早く起きたので、翠と海岸沿いを散歩していた。もうそんな気候なんだ。
「風は冷たいけど海岸を散歩できる季節になってきた」
翠「ほら、あそこの小屋!」
「うん、小屋?」
翠「以前、雨が降ってきてアチキと逃げ込んで青姦した場所だよん」
女って、どうしてそんなことを覚えているのだろうか。何処でセックスしたかも記憶の一つなんだろう。
「じゃあ、今日もする!」
そういって翠の大臀筋をつかんでもんだ。
翠「あら、昨日したのに起つの? 。今日は一寸、風が冷たいよ。あのときは夏だったもん」
・・・
そういえば、昨日は帰るなり翠を抱いてそのまま2階へ上がっていったんだった。
翠「待ち遠しかったん!?。元気だねぇい」
そういって翠のスウットを剥いで、乳首にキスして胯間に手を回していたんだ。翠は経産婦だから燃え上がるのもスムーズだ。やがて翠の腰がTikTokダンスのように柔らかく動いて、濡れきった膣がアチキのペニスをくわえ込んだんだった。そして膣に入れると翠がのけぞり、やがて目を見開いてアチキと眼が合ったんだ。今週も愛してあげるぜと目でサインを送った。翠は腰を前後左右に振ってズンズンと奥まではいって子宮口の感触がしたのは覚えている。そして撃ちはなったまま寝てしまったんだ。
・・・
翠「アキチー・・・アチキーってば・・・、妄想の人になっているよ!」
ふと我にかえり、今週もアチキは小樽の人なんだな。
(*^▽^*)
・・・
太陽が昇ってきたけど、雲の中に隠れちゃったな。
首夏の頃の小樽の海岸である。
海の季節も近いか・・・。
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