オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

道東N川のカワマス在来種との交雑なし その壱

2013-12-15 14:23:06 | 渓流魚、蝶、自然
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2009-3-14 (土) 朝から終日小雨~雨 

道東N川のカワマス、在来種との交雑なし。その壱。

朝9時15分、北見市を出発。このところ年中行事みたいになったが、今年も道東のカワマスの棲む渓流へ出かけた。雨が降りしきる。峠は雨でけぶっているが山の急斜面はまだ厚い雪だ。今日は峠の急斜面の圧雪もゆるんで雪崩注意報がでているので峠越えはヒヤヒヤだ。



11時に釣り場へ到着。小雨が降りしきる中で釣り始めたが、まだ川岸が凍っているのでツルリと滑って、スローモーションですってんころり。やばやば。危険だ。

今年は例年に較べるとカワマス個体数はやや少ない印象だ。ここでもカワマスの生息水域はごくせまい範囲に限られる。

まず30cmくらいのカワマスを2匹、やや上流の金魚藻が多くてやや深いところではオショロコマ、小型カワマス数匹がかかった。

今日はいつもよりアメマスが異常に多く何故か活性も高くて釣り味がよかった。今日の魚のなかでは、ぐんぐんっとするどいアメマスの引きが一番小気味よい。

カワマスは、いつもながらアタリが弱く、針がかりしてもファイトはさほど強くない。ばったらくったらと暴れながら釣り上げられてくる。しかし、久しぶりに見る純系カワマスは本当に美しくて溜息が出るほどだ。ここのカワマスはオショロコマやアメマス、ヤマベ、ニジマスと混生している。

しかし少なくともこの8年間の観察では、ちまたで危惧されるような雑交個体は皆無である。つまり移植後80数年以上を過ぎても少なくとも外見的には純系のままである。

私たちは、おそらくここのカワマスの産卵時期とオショロコマ・アメマスの産卵時期が微妙にずれて、重ならないためではないかと推定している。

しかし、私が知るもう一本のカワマスの棲む水系ではオショロコマとの雑交個体は稀ではなく、純系カワマスは少ない。ここではカワマスの産卵時期とオショロコマの産卵時期が多少重なる状況があるのではないかと推定している。 

外見的にはカワマスとの雑交を思わせるものがいなかったことを示すために、まずこの日撮影できた在来渓流魚の画像を提示しました。


































以下にオショロコマ画像をしめしますが外見的にはカワマスとの雑交個体をおもわせるものはありません。












野生化ニジマスもみられます。大型ニジマスも数匹かかりましたがことごとく逃げられました。大型ニジマス用の仕掛けでなければちょっと無理です。






ここに提示した渓流魚たちは水中で手早く撮影後、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


次項では今回撮影された純系カワマスの画像をお示しします。


                     この項続く。



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