オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

道東N川のカワマス在来種との交雑なし その弐

2013-12-16 18:02:17 | カワマス
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2009-3-14 (土) 朝から終日小雨~雨 

道東N川のカワマス、在来種との交雑なし。その弐。

      
降りしきる雨で雨合羽を通して体が雨でぐっしょり濡れ、カメラのレンズが絶え間なく曇る。

水中での撮影のため、左手は着衣のまま水に浸かるので袖から肘まで衣類もぐっしょり。どんどん体温が下がってゆくのがわかる。寒い。

今日はN川本流の水量はやや少なく、この付近では湧水が多いせいか水温は9度C。ぶるぶる震えが止まらなくなってきたが、この際我慢して撮影を続けるしかない。低体温症に陥る寸前まではがんばることにして撮影を続けた。

結局、思いがけずかなり過酷な撮影行となってしまったが、最終的には良型カワマスもかかり、結構良い写真が撮れ艱難辛苦もむくわれた。

外来魚、遺伝子汚染、交雑による種の消滅、その他カワマスに対する諸々の負の表現をすべて忘れてしまうほど、純系カワマスは美しい。好きか嫌いかと言われると私は カワマスが好きだ。 本当はニジマスもブラウンも好きだ。 しかし冷静に我に返ると北海道の渓流にはいてはいけない魚たちであることは言うまでもない。ただ、そんなことを偉そうに言えるほど北海道に原始の自然が残っているのだろうか。 誰も気づいてはいないようだが、現在、わずかに奇跡的にピンポイントに残ったオショロコマの森以外には そんなところはない。だから、なおさら現在無制限に行われているニジマス放流は、オショロコマに対する影響を十分に配慮してなされるべきである。すなわち、放流ニジマスがオショロコマの生息水域に侵入する可能性のあるところでは、決してニジマス放流をすべきではない。たとえば原始河川、渚滑川水系に残る本物の宝に気づかないでいる滝上町がそのことに目覚める日がきっとくると私は信じたい。

今日はカワマス大小10匹、オショロコマ7匹、アメマス多数(内18匹を撮影)、ニジマス若魚3匹、ヤマベ3匹を釣って撮影した。




































この水域に限って言えばカワマスとの雑交個体とおもわれるものは例年と同様、今回も無かった。その理由は前述した。 

このように移植後80数年後でもカワマス純系のみの水域、雑交F1とオショロコマと純系カワマスが混生する水域、 雑交の末カワマスが消えつつありオショロコマが増えてきた水域 といった三種類の水域が見られるのがN川カワマス生息水系の特徴である。


撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。

冷たい雨が降りしきり天候、条件最悪なので早めに撮影を切り上げた。

雨のなか、夕方北見へもどるとやがて雨は止んだ。

冷え切ったのでスーパーで鍋焼きウドンの材料を買って帰り夕食は鍋焼きウドン。食べたら急に眠くなりバタンキュー。 

今日は無理をしすぎた。どうやら風邪を引いた感じがする。




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コメント
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