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2019年のある一日。デカニジマスとスプリングエフェメラルと7人の侍。
毎年、雪が解け春が来ると、野山のあちこちで一斉に春の花が咲き、春発生の沢山の昆虫が花を訪れる。
美しい早春の花が咲き誇る中、北見市郊外では早春の蝶の代表、エゾヒメギフチョウやジョウザンシジミが舞う時期だ。
エゾヒメギフチョウ。近年、全道的に激減している。
早春の美麗シジミチョウ ジョウザンシジミ。同じく激減しつつある。
無数の鳥がさえずり、交尾する。
エゾアカガエルが大合唱で鳴き、エゾサンショウウオと一緒に産卵する。
リス、モモンガ、キツネやタヌキやエゾシカ、そしてヒグマも活発に動き始める。
これが北見市界隈のスプリングエフェメラルだ。
ただ、農薬を大量に使う畑作地域では状況は一変する。
花は一斉に咲くものの、それだけ。蝶も昆虫も飛ばずカエルも鳴かず鳥も飛ばず、小鳥のさえずりもない。
大型動物たちは既にいなくなって久しい。
いわゆるサイレントスプリング(沈黙の春)だ。
サイレントスプリングの渓流には普通たいした生き物はいない。
一方、オショロコマの森は生き生きとした自然に満ちており、まさにスプリングエフェメラルの真っ最中となる。
しかし、この数十年、これまで平穏であったオショロコマの森に、この時期、招かれざる強敵、恐るべき攻撃的外来種、巨大ニジマスが産卵行動のため遡上してくるようになったのだ。
今回の渓流のように河川改修工事やダム建設で在来魚がすでに消滅した渓流にもデカニジマスは早春、産卵行動のため遡上してきます。
2019-5-2 (木) 曇り のち雨 のち曇り
この日、もはや遡上大型ニジマスたちは短期間の間に手早く産卵行動を終わると同時に一斉に本流方向へと下ってしまったようで少ない。
今年はこれまでか。
氷雨が降ってきて、やがて本降りとなりぐっしょり濡れてしまった。
この日は大型ニジマスの姿をあまり見ることなく歯をガチガチさせながら引き上げた。
昼は カップ麺と コンビニおにぎり。
夕食は 卵かけごはん と 緑色の キャベツ水餃子。
七人の侍
夜 この日のカーラジオでしきりとたたえられていた黒澤明監督の名作 7人の侍 を見た。
昔、何度もみたのだが、急にまた見たくなりビデオ屋でさがしてやっと見つけたのだった。
封切り後54年経過しており、出演者のほとんどは鬼籍に入っている。
そのせいか、この古いDVD は前半の最初の10分くらいの部分が欠損した不完全品であったが やはり リアルを徹底追及した映画で ひたすら面白いの一語に尽きる。
毎年、野武士軍団にその年の収穫と妙齢の女性を奪われ続けてきた農民たちが決起する。
助っ人として7人の侍がやとわれる。
白黒映画だが 最後の豪雨の中での野武士たちとの最終決戦は超圧巻。
普通に水を降らせただけでは雨らしく撮影できないので 雨として撒く水に墨汁を混ぜて 豪雨そのものの映像を撮っているのがすごい。
まともに戦ったのでは歴戦の野武士騎馬軍団に勝てる可能性はない。
農民のへの侵入口を一本のみにあらかじめ工事しておき、1-数騎を侵入させると素早く門を閉じる。
それを大勢の農民が竹ヤリなどで一斉に襲って、寄ってたかって倒すことを繰り返す。
しかし屈強な7人の侍も野武士との闘いで最終的に生き残ったのはわずか3名。
戦死した4名中3名は恐るべき新兵器種子島で撃たれてあえなく死亡している。
この名作は当時、世界中の映画界に大きな影響をあたえて、とうとう西部劇版まるまるコピー ユルブリンナー主演の 名作 荒野の7人 までできた。
私はこの映画から黒澤映画と三船敏郎のファンになりました
7人の侍、この名作をまだみていない人がおられたら まともなDVD が残っているうちに一度御覧になってはいかがでしょうか。
といった とりとめもない 北見の早春の一日でした。
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2019年のある一日。デカニジマスとスプリングエフェメラルと7人の侍。
毎年、雪が解け春が来ると、野山のあちこちで一斉に春の花が咲き、春発生の沢山の昆虫が花を訪れる。
美しい早春の花が咲き誇る中、北見市郊外では早春の蝶の代表、エゾヒメギフチョウやジョウザンシジミが舞う時期だ。
エゾヒメギフチョウ。近年、全道的に激減している。
早春の美麗シジミチョウ ジョウザンシジミ。同じく激減しつつある。
無数の鳥がさえずり、交尾する。
エゾアカガエルが大合唱で鳴き、エゾサンショウウオと一緒に産卵する。
リス、モモンガ、キツネやタヌキやエゾシカ、そしてヒグマも活発に動き始める。
これが北見市界隈のスプリングエフェメラルだ。
ただ、農薬を大量に使う畑作地域では状況は一変する。
花は一斉に咲くものの、それだけ。蝶も昆虫も飛ばずカエルも鳴かず鳥も飛ばず、小鳥のさえずりもない。
大型動物たちは既にいなくなって久しい。
いわゆるサイレントスプリング(沈黙の春)だ。
サイレントスプリングの渓流には普通たいした生き物はいない。
一方、オショロコマの森は生き生きとした自然に満ちており、まさにスプリングエフェメラルの真っ最中となる。
しかし、この数十年、これまで平穏であったオショロコマの森に、この時期、招かれざる強敵、恐るべき攻撃的外来種、巨大ニジマスが産卵行動のため遡上してくるようになったのだ。
今回の渓流のように河川改修工事やダム建設で在来魚がすでに消滅した渓流にもデカニジマスは早春、産卵行動のため遡上してきます。
2019-5-2 (木) 曇り のち雨 のち曇り
この日、もはや遡上大型ニジマスたちは短期間の間に手早く産卵行動を終わると同時に一斉に本流方向へと下ってしまったようで少ない。
今年はこれまでか。
氷雨が降ってきて、やがて本降りとなりぐっしょり濡れてしまった。
この日は大型ニジマスの姿をあまり見ることなく歯をガチガチさせながら引き上げた。
昼は カップ麺と コンビニおにぎり。
夕食は 卵かけごはん と 緑色の キャベツ水餃子。
七人の侍
夜 この日のカーラジオでしきりとたたえられていた黒澤明監督の名作 7人の侍 を見た。
昔、何度もみたのだが、急にまた見たくなりビデオ屋でさがしてやっと見つけたのだった。
封切り後54年経過しており、出演者のほとんどは鬼籍に入っている。
そのせいか、この古いDVD は前半の最初の10分くらいの部分が欠損した不完全品であったが やはり リアルを徹底追及した映画で ひたすら面白いの一語に尽きる。
毎年、野武士軍団にその年の収穫と妙齢の女性を奪われ続けてきた農民たちが決起する。
助っ人として7人の侍がやとわれる。
白黒映画だが 最後の豪雨の中での野武士たちとの最終決戦は超圧巻。
普通に水を降らせただけでは雨らしく撮影できないので 雨として撒く水に墨汁を混ぜて 豪雨そのものの映像を撮っているのがすごい。
まともに戦ったのでは歴戦の野武士騎馬軍団に勝てる可能性はない。
農民のへの侵入口を一本のみにあらかじめ工事しておき、1-数騎を侵入させると素早く門を閉じる。
それを大勢の農民が竹ヤリなどで一斉に襲って、寄ってたかって倒すことを繰り返す。
しかし屈強な7人の侍も野武士との闘いで最終的に生き残ったのはわずか3名。
戦死した4名中3名は恐るべき新兵器種子島で撃たれてあえなく死亡している。
この名作は当時、世界中の映画界に大きな影響をあたえて、とうとう西部劇版まるまるコピー ユルブリンナー主演の 名作 荒野の7人 までできた。
私はこの映画から黒澤映画と三船敏郎のファンになりました
7人の侍、この名作をまだみていない人がおられたら まともなDVD が残っているうちに一度御覧になってはいかがでしょうか。
といった とりとめもない 北見の早春の一日でした。
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