エゾイワナ化できなかったアメマスは消えてしまったが....
201X-7-3 (金) 朝てっかり。その後は 晴れたり曇ったり 曇ると寒い。晴れると暑い。
この日、数十年ぶりに北見市近郊のPTK川に入った。
かって、この渓流の上流域は広く美しい湿地帯で、ゆったり屈曲蛇行する湿原の川には良型アメマスが群れていた。
あるとき下流域に砂防ダム一基が建造され、海からの遡上アメマスに繁殖を頼っていたこの川の個体群は、ヤマベとともにダムの上流域では全滅。
すなわち、数年はダムの上流域で良型個体が釣れたが、その後はパッタリ完全に、きれいさっぱりアメマスとヤマベは消えてしまった。
普通、ダムで海との関係を遮断されたアメマス個体群はやがてエゾイワナ化(陸封型アメマスと考えて良い)して命脈を保つことがあるものの、ここではそのようなことはなく、まさにきれいさっぱりと消えてしまったのでした。
この日、あちこち損傷の激しい古い林道をたどって、やっとその元凶の砂防ダムに到達し、その下流域をさぐってみました。
ダムの上流域は死の川で渓流魚は消えたが、ダム下では アメマス若魚、シンコヤマベがけっこう釣れた。
海からの遡上アメマスやサクラマスは、ここまでは遡上しているようだ。しかしヤマベ2年魚や3年魚はみられず、針にもかからない小型シンコヤマベがやたらと多い。
1-2Km下流まで釣り下ってみたがヤマベ、アメマスが多いものの概して釣りの対象にしてはちょっと苦しい小型魚ばかり。カラアゲ、天ぷらには最高かとおもいますが。
小型のアメマスたち。
かってPKB川のダムのやや下流にはチミケップ湖に大型ニジマスを継続放流する目的で作られたニジマス養殖場があったがバブルがはじけた後つぶれてしまった。
そこから逃げたニジマスが しばらくこの渓流に自然繁殖していたが、ほどなく消えた。
アメマスとヤマベの数が圧倒的に多かったのとニジマス狙い釣り師の絶え間ない釣り圧に負けたのだと思う。
この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
ここはラワンブキをおもわせる巨大な良質のフキが多い。
おいしそうなみずみずしいセリ。
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あるとき下流域に砂防ダム一基が建造され、海からの遡上アメマスに繁殖を頼っていたこの川の個体群は、ヤマベとともにダムの上流域では全滅。
すなわち、数年はダムの上流域で良型個体が釣れたが、その後はパッタリ完全に、きれいさっぱりアメマスとヤマベは消えてしまった。
普通、ダムで海との関係を遮断されたアメマス個体群はやがてエゾイワナ化(陸封型アメマスと考えて良い)して命脈を保つことがあるものの、ここではそのようなことはなく、まさにきれいさっぱりと消えてしまったのでした。
この日、あちこち損傷の激しい古い林道をたどって、やっとその元凶の砂防ダムに到達し、その下流域をさぐってみました。
ダムの上流域は死の川で渓流魚は消えたが、ダム下では アメマス若魚、シンコヤマベがけっこう釣れた。
海からの遡上アメマスやサクラマスは、ここまでは遡上しているようだ。しかしヤマベ2年魚や3年魚はみられず、針にもかからない小型シンコヤマベがやたらと多い。
1-2Km下流まで釣り下ってみたがヤマベ、アメマスが多いものの概して釣りの対象にしてはちょっと苦しい小型魚ばかり。カラアゲ、天ぷらには最高かとおもいますが。
小型のアメマスたち。
かってPKB川のダムのやや下流にはチミケップ湖に大型ニジマスを継続放流する目的で作られたニジマス養殖場があったがバブルがはじけた後つぶれてしまった。
そこから逃げたニジマスが しばらくこの渓流に自然繁殖していたが、ほどなく消えた。
アメマスとヤマベの数が圧倒的に多かったのとニジマス狙い釣り師の絶え間ない釣り圧に負けたのだと思う。
この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
ここはラワンブキをおもわせる巨大な良質のフキが多い。
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