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2011-4-2(土) 曇り 5℃
オホーツクのニジマスバスターズ
朝7時30分、斜里川を考える会主催のシマトッカリ川のニジマスすくい調査に参加するため F氏と二人で北見市を出発。
いつもは9時頃に北見を出ることが多いので、今日は早起きしたせいか頭がぼーっとする。いつも通り、東藻琴で前日の売れ残りのおにぎりとベビーチーズを買った。
9時頃、寒風吹き付ける知床半島の付け根にあるシマトッカリ川河口に集合。
今日のメンバーは常連の淡水魚大好きグループの斜里川のイトウを守る会会長以下若いセミプロ男女3名と、とってつけたような私たち2名の5名であった。
この川はかっては大型オショロコマのいる川として知られたが、まわりが広大な畑になって、大半が用水路みたいに直線化されたりコンクリート護岸やら多数のダムやらで川としてはほとんど死んでいると思う。
笹が覆い被さり、魚も少なく、この荒れ果てた小渓流に入る釣り人はまずいない。
それでも在来の淡水魚たちが、かろうじて細々と生き残っており、私たちは、それなりに貴重な知床の川と考えていた。
あろうことか、この川に1昨年前から大型ニジマスが見つかり、昨年は大小15匹もすくったという。
こんな貧相な渓流にニジマスを放す人がいるとは考えにくく、斜里川あたりのニジマスが降海してシートラウトとなり、たまたまここへ遡上した可能性はないだろうか。
いずれにしても、侵入したニジマスは退治するしかないということで、皆さん士気はすこぶる高い。
とりわけ、昨年取り逃がした大型ニジマス1♀をゴッドマザーと呼んで、こいつを何とか捕らえたいという。
北海道の規則で川での魚すくいは直径42cmまでのタモアミしか使えないのが歯がゆい。
ニジマス若魚。
ヤマベ。
川岸はコンクリート護岸されているところが多い。笹がかぶさるボサ下やちょっとしたたまりで小魚が時々入ると言った風で、ニジマス大漁の予測は完全にはずれ、がっかり。
河口から登ってM川との合流のたまりでニジマス26cmを大騒ぎしながらすくったのが最大の戦果であった。
このニジマス成魚のヒレは赤いことにご注目下さい。このニジマスの種苗は恐らく弟子屈付近の釧路川水系でしばしばみられるものと同一です。私たちはレッドフィンレインボーと呼んでいます。このニジマスはシートラウト化したものが海から遡上してきたものではなく、とある養魚場からもってきたものを何者かが放流したものと推定されます。
セッピでまだ川面が見えないところが多くなり河口から500mほどにある落差構で魚すくい終了とした。
今日、確認したのは サケ稚魚多数、スナヤツメ幼魚少し、イバラトミヨ少し,オショロコマ幼魚1、 ヤマベ幼魚少し、 ニジマス幼魚3 成魚2 ウキゴリ成魚1、ハナカジカ少し、アメマス幼魚1(網の隙間から脱走)、川エビ などであった。結局10種もの淡水生物をすくって確認した。 サケ稚魚以外は少なかった。アメマスは撮影出来ず残念であった。 ニジマス以外の渓流魚は全て丁寧にもとの場所にリリースした。
サケ稚魚。
オショロコマ幼魚
ハナカジカ。
ウキゴリ。
ヤマベ2匹と ニジマス幼魚。
ニジマス22cm は 尻尾が無かった。病気か、他の魚につつかれたか、鳥にでもやられたか。
越冬後のせいか魚たちはどれも痩せていた。
海岸まで歩いてもどり、記念写真を撮って解散。
童心に戻った感じの魚すくい調査は面白かった。
今年で3年目になるニジマス退治はそれなりに成果を上げていると思われる。しかし、シマトッカリ川ではニジマス幼魚、若魚、成魚と全Stage が観察され明らかに繁殖している。この日の目的の大型ニジマス、指名手配中のゴッドマザーはとらえることができなかった。残念ながら今年も大量の卵を産卵するに違いない。 機会があれば渓流竿で虹マス駆除を試みてみたい。
後方の山は斜里岳。
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2011-4-2(土) 曇り 5℃
オホーツクのニジマスバスターズ
朝7時30分、斜里川を考える会主催のシマトッカリ川のニジマスすくい調査に参加するため F氏と二人で北見市を出発。
いつもは9時頃に北見を出ることが多いので、今日は早起きしたせいか頭がぼーっとする。いつも通り、東藻琴で前日の売れ残りのおにぎりとベビーチーズを買った。
9時頃、寒風吹き付ける知床半島の付け根にあるシマトッカリ川河口に集合。
今日のメンバーは常連の淡水魚大好きグループの斜里川のイトウを守る会会長以下若いセミプロ男女3名と、とってつけたような私たち2名の5名であった。
この川はかっては大型オショロコマのいる川として知られたが、まわりが広大な畑になって、大半が用水路みたいに直線化されたりコンクリート護岸やら多数のダムやらで川としてはほとんど死んでいると思う。
笹が覆い被さり、魚も少なく、この荒れ果てた小渓流に入る釣り人はまずいない。
それでも在来の淡水魚たちが、かろうじて細々と生き残っており、私たちは、それなりに貴重な知床の川と考えていた。
あろうことか、この川に1昨年前から大型ニジマスが見つかり、昨年は大小15匹もすくったという。
こんな貧相な渓流にニジマスを放す人がいるとは考えにくく、斜里川あたりのニジマスが降海してシートラウトとなり、たまたまここへ遡上した可能性はないだろうか。
いずれにしても、侵入したニジマスは退治するしかないということで、皆さん士気はすこぶる高い。
とりわけ、昨年取り逃がした大型ニジマス1♀をゴッドマザーと呼んで、こいつを何とか捕らえたいという。
北海道の規則で川での魚すくいは直径42cmまでのタモアミしか使えないのが歯がゆい。
ニジマス若魚。
ヤマベ。
川岸はコンクリート護岸されているところが多い。笹がかぶさるボサ下やちょっとしたたまりで小魚が時々入ると言った風で、ニジマス大漁の予測は完全にはずれ、がっかり。
河口から登ってM川との合流のたまりでニジマス26cmを大騒ぎしながらすくったのが最大の戦果であった。
このニジマス成魚のヒレは赤いことにご注目下さい。このニジマスの種苗は恐らく弟子屈付近の釧路川水系でしばしばみられるものと同一です。私たちはレッドフィンレインボーと呼んでいます。このニジマスはシートラウト化したものが海から遡上してきたものではなく、とある養魚場からもってきたものを何者かが放流したものと推定されます。
セッピでまだ川面が見えないところが多くなり河口から500mほどにある落差構で魚すくい終了とした。
今日、確認したのは サケ稚魚多数、スナヤツメ幼魚少し、イバラトミヨ少し,オショロコマ幼魚1、 ヤマベ幼魚少し、 ニジマス幼魚3 成魚2 ウキゴリ成魚1、ハナカジカ少し、アメマス幼魚1(網の隙間から脱走)、川エビ などであった。結局10種もの淡水生物をすくって確認した。 サケ稚魚以外は少なかった。アメマスは撮影出来ず残念であった。 ニジマス以外の渓流魚は全て丁寧にもとの場所にリリースした。
サケ稚魚。
オショロコマ幼魚
ハナカジカ。
ウキゴリ。
ヤマベ2匹と ニジマス幼魚。
ニジマス22cm は 尻尾が無かった。病気か、他の魚につつかれたか、鳥にでもやられたか。
越冬後のせいか魚たちはどれも痩せていた。
海岸まで歩いてもどり、記念写真を撮って解散。
童心に戻った感じの魚すくい調査は面白かった。
今年で3年目になるニジマス退治はそれなりに成果を上げていると思われる。しかし、シマトッカリ川ではニジマス幼魚、若魚、成魚と全Stage が観察され明らかに繁殖している。この日の目的の大型ニジマス、指名手配中のゴッドマザーはとらえることができなかった。残念ながら今年も大量の卵を産卵するに違いない。 機会があれば渓流竿で虹マス駆除を試みてみたい。
後方の山は斜里岳。
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